<とししゅんフェスティバル Live at 東中野 プリズン東京>

THE キリコ・スタイル
(左から)図宇(B)、のりえもソ(Vo、G)、
ひろ(Dr)、とししゅん(Vo、G)


Mind Groove
Mako(Vo)、Shun(Vo)、Mipo(Vo)、Take(G)、Kiichi(B)、Ken(Dr)、Eichang(Sax)、Koji(Key)

冷たくしないで
高森理之(Vo, P, G)、服部壮雄(Vo, B)
ゲスト:高橋さん[都市航海](Dr)、福原さん(Vo)

都市航海
(左から)岩永(B, Vo)、設楽(G, Vo)、中出(Vo, G)、
高橋(Dr)、森(Key, Vo)

CRすぎのこ
ごうじん(三味線, Cho)、しーづ(Vo)、じゃい(Dr)、
YACCI(G)、杉さま(Sax, Key)、プリンセスおその(Key)、
スカーレット垢間(B)、とししゅん(Cho, Perc)

2009.5.31.(日) とししゅんフェスティバル Live at 東中野 プリズン東京
THE キリコ・スタイル、Mind Groove、冷たくしないで、都市航海、CRすぎのこ

旧友、「冷たくしないで」の高森氏から、「ライブやります」ってメールが届いた。
そう、STB時代からのお仲間なのである。
一年振りのライブ。
スケジュールが空いていたので、即答でOKのメール。

この日は、「とししゅんフェスティバル」と題して、都市航海のVo&Gのとししゅんさんが、自身の参加バンドのうち4バンドを一気にみせちゃおうって企画。
そこに「冷たくしないで」は、スペシャルゲストとして招待されたってことでした。

この日は雨。
30分前に着いてしまい、どこか入ろうかなと思っていたら、食事をする店ばかりで喫茶店らしきお店が見当たらなかったので、雨宿りしながら待つ。
会場時間につくと、お客さんが来るわ来るわ。
会場入りしてしばらくすると、既に客席が埋まった状態。


さぁ、ライブのスタートです。
この日の司会進行を勤めていた方がバンド紹介をして、まず、「THE キリコ・スタイル」から。
ロックバンドです。
スピーカーに近かった席に座った私は、「このままでは5バンドもたない」と、ティッシュを出して、耳に入れた(笑)
これでベースとかが輪郭なくなっちゃうけれど、これで歌詞が少しわかるぞ!

パイプラインのフレーズで場を掴んだあと、オリジナルで勝負です。
ベースのフレーズが非常に決まってました。
のりえもソさんの韻を踏むようなサイケなギターフレーズ。
とししゅんさんの歌は、「何人女を泣かせたんだいっ」っていうぐらい、ダンディ。
のりえもソさんの歌は、「今日こんなことがあった。でも、明日は良い日になれば」というような歌詞。
シンプルな演奏なんですが、きっちり決めてくれました。


さて、お次は「Mind Groove」。
ソウルナンバー目白押しのカバーバンド。
セッティング中にお客さんに振り付けを伝えてみんなでスタンディングで踊る。
そう、ここがミソ。
みんなでやりたいんだよね。
それを体感できるバンド。
2人の女性ボーカルととししゅんさんのボーカル&コーラス。
Makoさんのボーカルがまたパワフル。
とししゅんさん、メロウでソウルフルなハイトーンの歌声で地声です。
普通、やりたくてもできないのは、この歌声が出せる方がなかなかいないんですよ。
「Dancing Queen」では、バラッド調やジャジーにアレンジ。
振り付けもあって、これだけノリノリなナンバーを演奏されちゃうと、楽しまずにはいられません。
教えてもらった「Relight My Fire」では、スタンディングで一緒になって踊っちゃいました。
ということで、この日のセットリスト。
  1.Clap Your Hands Together
 2.Le Freak
 3.Dancing Queen
 4.Relight My Fire
 5.定番ディスコ・メドレー
 6.Hot Stuff


ここで、スペシャルゲストとして、「冷たくしないで」が登場。
ディスコ・サウンドとは一転して、まったりした感じでスタート。
まず、オリジナルメンバーの2人で、ラスカルズの「Good Lovin'」から。
流石、コーラスを心地よく決めてくれます。
ここで、お客さんの心をキャッチ。
静かな雰囲気の中、拍手を頂く。
ここで、都市航海のドラムの高橋さんを交えて、オリジナル曲へ。
「冷たくしないで」もソウル、ロック、オリジナルの曲が今回この日のために新曲を3曲披露。
ベースの服部氏が歌う、「豊海橋ブルース」。
日常の一時の色彩を淡く彩る曲です。
ここで高森氏がピアノからギターに持ち替えて、「金木犀」を披露。
ボッサ調で「不安を抱きながらも前向きに」と歌い上げる。
(高森氏はこのシチュエーションの曲を作るのが旨い)
そしてカバー、「Little Sister」。
ロックン・ロールに歓声が沸きあがる。
ここで、コーラスに福原さんを交えて、忌野清志郎に捧げる「ラプソディー」。
この二人はコーラスをとりながら歌うことで持ち味を演出する。
そこに3声になると、厚みが加わって暖かさが伝わってくる。
即席でできちゃうんだからね。良い曲です。
都市航海の高橋さんが加わって、とししゅんさんのイベントということもあり、都市航海の「夕焼けレディ」を披露。
都市航海よりポップな仕上がりでした。
最後に定番、「いつもの気持ち」を2人で披露。
2人で演奏していたこの曲にしっとりと聴いていたお客さんも手拍子がじわじわと沸きあがってました。
いつまでもラブ&ピースな歌い続ける二人。
これからも楽しみです。


さて、とししゅんさんが再度出現。
オリジナル曲で30年近く続けているロック・バンド、都市航海の登場。
女性への想いを綴った歌詞。
時に甘く、時に切なく、ダンディな歌詞です。
とししゅんさんの歌声は、このテーマの歌詞にマッチするんだ。
メンバーの演奏は、長年連れ添ったバンドの音。
みんな筋金入りの「お気に入り」の音、フレーズを持っている。
そしてメンバーが曲を持ち寄って、みんなで歌・コーラスをして色艶やかにする。
違った曲調であっても、「都市航海」としての一つのサウンドとして仕上がっている。
大きな幹があるんだよね。
私は都市航海のようなバンド、大好きです。
ご機嫌な演奏でした。


最後を飾るのはCRすぎのこ。
歌謡ロックです。自称「ズッコケ歌謡」。
「人生山あり谷あり。転げるんだったらとことん行きましょう!」って人生劇場を繰り広げる。
でもその内容は年代もののワインのよう。
この日の1ステージの構成が仕上がっており、MCも絡めながら続けざまに進行していく。
演奏も昭和歌謡の域を優に超えていて、それだけでも気持ち高ぶる演奏。
で、CRすぎのこのメンバー、音楽の酸いも甘いも知ってます。
演奏を聴くだけでも楽しいぞ。
それにど演歌でも及ばない男女の恋仲の歌詞に合わせた演出。
(下の写真を見てね)
しーづさんが曲中・MCで、タイムボカンのドロンジョのようにお客を手玉に取っていく。
とししゅんさんの歌声はハイトーンでソウルフル。
これが昭和歌謡になると前川清ばりの演歌も披露する。
ネオン彩る宵闇に溶けていくような人生劇場を綴る歌詞を、演歌、ムード歌謡、ロック、ファンク、サンバで決めてくれました。


4バンド歌い上げるのは至難の業。
とししゅんさん、お疲れ様でした。

今度はどのとししゅんさんを観に行こうかな。


THE キリコ・スタイルのHPはこちら
Mind GrooveのHPはこちら
都市航海のHPはこちら
CRすぎのこのHPはこちら
LIVEHOUSE プリズン東京のHPはこちら

 

THE キリコ・スタイル
(左から)図宇(B)、のりえもソ(Vo、G)、
ひろ(Dr)、とししゅん(Vo、G)








Mind Groove
Mako(Vo)、Shun(Vo)、Mipo(Vo)、Take(G)、Kiichi(B)、Ken(Dr)、Eichang(Sax)、Koji(Key)












冷たくしないで
高森理之(Vo, P, G)、服部壮雄(Vo, B)
ゲスト:高橋さん[都市航海](Dr)、福原さん(Vo)

服部壮雄(Vo, B)




高森理之(Vo, P, G)


ゲスト:高橋さん[都市航海](Dr)


ゲストの福原さんも加わり、コーラスの厚みが心地よかった。

都市航海
(左から)岩永(B, Vo)、設楽(G, Vo)、中出(Vo, G)、
高橋(Dr)、森(Key, Vo)






CRすぎのこ
ごうじん(三味線, Cho)、しーづ(Vo)、じゃい(Dr)、
YACCI(G)、杉さま(Sax, Key)、プリンセスおその(Key)、
スカーレット垢間(B)、とししゅん(Cho, Perc)


しーづ(Vo)、杉さま(Sax, Key)、
とししゅん(Cho, Perc) 、
YACCI(G)


1曲目からお客さん参加です(_●_)


ごうじん(三味線, Cho)、しーづ(Vo)、とししゅん(Cho, Perc)




ごうじん(三味線, Cho)、しーづ(Vo)、杉さま(Sax, Key)、
スカーレット垢間(B)、 じゃい(Dr)、YACCI(G)





プリンセスおその(Key)
(キーボード弾いているところは撮れなかった)



セーラー服の女学生が乱入!




とししゅんさん、「これを機会に初めて観たバンドもよろしく」と、
最後にキッチリ締めてくれました。


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