ちくわぶ Live at 池尻大橋 CHAD（2009.02.01.）

２００９.０３．１３．（金）ちくわぶ Live at 池尻大橋 CHAD

さて、この日はお誘い返し。
先日、マコフェイをお誘いしたHさんから絶賛されていた、「ちくわぶ」を観に、CHADへ。
また早く着いちゃいました。
なので、ちょっと音調整の状況だけ、垣間見ちゃった。
しばらくしてHさんもお店に着いて、一安心。
いつものドライカレーを食す。
そしてライブ前にちくわぶのお二人をご紹介していただき、ステージが始まるのを待つ。

さて、ライブです。
この日は２ステージです。
何気なく音が鳴り始めて、ちくわぶのテーマが始まる。
呑んでいる人に寄りそうに「ダイナ」改め「旦那」。
そして、甘えるように、「ラストダンスは私に」。
スウィングたっぷりに、「Honeysuckle Rose」。
ここで、オリジナル曲、「私たわし」。
これが遊び心の歌詞です。
そして、カバーで日常がわくわくするような、「私の青空」を披露。
間奏のカズーではお客さんが心を持ち上げられちゃう。
オリジナル曲、「チキンリズム」。
ここでEMMAさんがギターを持って「You Gotta Move」。
このスライドが凄いこと！！
歌声とともに串刺しにされちゃった。
「どうにもならないの（曲名不明）」で１ｓｔステージ終了。
ラッパ型のカズーに、心持って行かれちゃった。

しばし休憩の後、２ｎｄステージ。
新実徳英の曲から（曲名不明）。
ＭＣはもう一体感満点。
ちくわぶに話しかけたり、レスポンス。
これからはオリジナル曲で攻めます。
まず、「ロマンチカ」。
既にお客さんは、手、足、テーブルなど、気ままにリズムを刻んでる。
ここで、マスターの本田さんが率先して話し始めた。
「月の話」、「ただ見てるだけ」、「気をつけて」。
言葉遊びが楽しい。
「でんでん虫のからから」。
ここでマスターの本田さんが、ニコニコしながら、ちくわぶを絶賛し始める。
そして「ありがとうマーチ」で衝撃が．．．
歌の語りに合わせて、マスターが誘われて行っちゃった。
EMMAさんが、マスターを落としてしまった（笑）
マスターにEMMAさんが茶々入れてもニッコニコ。
テーブル席へ来ちゃった。
ここでカバーへ。
「月光価千金」、「Dat Dare」、「プカプカ」、「キャバレー」。
最後に「ちくわぶ」を演奏しはじめると、マスターはEMMAさんの傍に行って一緒に歌い、みんなで大合唱。
アンコールには、駆けつけていたジキジキのカオルコさんも入って「Route66」。
タッグを組むようにみんなで歌えや鳴らせやと楽しんで、この日のライブは終了。

ちくわぶ。
オリジナル曲に野崎りひとさんが書いている曲があり、ギャップがあって興味深い。
どうりで歌心ある演奏だと思った。
ギターは歌のイメージの額縁を縁取るように爪弾いたり、ガシャガシャ鳴らしたり。
コーラスをとったり、口笛を吹いたり。
そして音に遊び心があるんだよね。
既に耳馴染みの良いカバー曲というものは、誰が歌っても気持ちが良かったりする。
そのメロディーに思い描く情景が一人一人の心の中に存在するでしょ。
曲のイメージをどう表現しようかというところが、ちくわぶの肝。
租借の仕方が半端じゃない。
歌詞も自分達の世界に合わせて変えていたり。
ちくわぶが描いた情景を聴いたお客さんが共有するといった、独特の世界が繰り広げられる。
そして写真を見てもわかる通り、気持ちの入り方が表情に表れる。

で、EMMAさん。
もう酔っちゃったね。
EMMAさんの歌声の「一番絞り！」
私はこんな表現でわかってもらえる人を捜しています（笑）
声の襞にまで注がれてくる歌声っていう表現でよろしいかな？
これが心地よいんだ。
ビール飲めなくても、ぐでんぐでんにされちゃうよ。

心に描いた情景をダイレクトに歌声で表現するEMMAさん。
そして間合いを掴むようにギターを弾く、りひとさん。
これが歌心満載。非常に繊細に表現されているけれど、それを感じさせない。
これは音楽をやったことがある方なら、いろんな薀蓄が出てくるくらいの表現力。
でも、それよりライブが楽しいんだ。

そしてこの日、マスターは上機嫌！！
ライブ終了後も続くマスターの褒めちぎり。
「こいつら凄いことしてるんだよ！」って。
そしてライブに来てくれたお客さんまで褒めちぎり（笑）
私たちが帰るときには、マスター自らお見送りまで。
マスター本田さんは、ホント最高！

そう、このライブ観た者、全てが口にした。
「伝説の夜」と。
Hさんに感謝！！

えっ、まだ観ていない？
後悔しても知らないよ。

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