<LILIES Live at 品川 ホテルパシフィック東京>
〜 スターダスト・ショー 〜
2009.01.20.(火) LILIES Live at 品川 ホテルパシフィック東京
LILIES:NAOMI(Vo)、MAYUMI(Vo)
サポート:本間敏之(P)、本庄寛国(G)
さて、今年初のLILIESのライブ。
昨年ディナーショーを観た会場。
スペースは広く、客席がゆったりくつろげる空間になっている。
予約をとっていなかったので、店員に薦められた席に着く。
そして夜景を見ながらピザを食す。
なにせ30階ですから、眺望は良いですよ。
東京タワーが丸見えの夜景です。
(一人で来るのが間違いか...)
この日はピアノの本間敏之さんとガットギターの本庄寛国さんの演奏をバックに歌う編成です。
NAOMIさんも心配していた風邪で歌えない状況は回避されて一安心。
しかし、本間さんは練習時に風邪をもらったようでした。
写真はLILIESの現場マネージャー、キャプテンさんのブログをご覧下さい(_●_)
ステージごとに衣装も変えてますよ。
この日は3ステージ。
ステージが始まって、「オレンジ・マーマレード」を歌い終わって、風邪をひいたNAOMIさんの一声で少し安心。
通常のライブハウスとは違い、ホテルの宿泊されている方や、食事をされる方が入ってくる会場とあって、楽曲の構成もオリジナル曲を中心にして、洋楽・邦楽のカバーが占めるといった内容。
1stステージ終了後、知り合いの方が予約席で席が空いているということで移動。
そう、一つの予約に対してテーブル1つなんです。
すると前の席であっても空間にお客さんが埋まらないんだな。
そのため、一体感を得るのがなかなか難しい。
それでなくてもゆったりした広い空間で、拍手・手拍子をしても音がバラけるんだよね。
そして、客席の声がどんどん反響するから、ステージングも大変。
厄介です。
ファンの方は知り合いの予約席の空きに詰めていったほうが楽しめますよ。
今回はLILIESのお二人の節回しが存分に堪能できました。
唯一無二の節回し。
音符通りには表現できないところに特徴がある。
同じ楽曲をカバーして、どんなに声を似せても、この特徴を捉えるのは至難の業。
本人たちは自然と培われてきたものだから。
で、お二人は困難が生じると支えあう力が凄い伝わるんです。
ステージが進むにつれて落ち着きが出てくると、少しずつステージングやMCにも硬さが取れていく。
選曲がポップなこともあり、終始やさしい香りたつ歌声を響かせていました。
カバーでは、「Your Song」は何度聴いても心に響く。
オリジナルの訳詞を2番で歌うのだけれど、これが琴線に触れる。
今回初めて聴いた「Isn’t She Lovely」は、こんなに晴れやかに思える瞬間といった感じが伝わってくる。
そして間奏のスキャットも気持ちよかった。
「Lovin' You」は二人の歌うフレーズの紡ぎあいが、2匹の蝶がひらひらと遊んでいるように感じられた。
ジャズ・ボーカリストではこのようにはいかないんだよね。
オリジナルでは、久々に「KARINGA」、「DRAGON」を聴けた。
そして「Kimiwa...」。
これは絶賛だね。
スタンダードになると思う。
ピアノとギターの演奏による歌。
これは気持ちよいですね。
私にとってはカバーで繰り広げられるポップなナンバーは、自分の中では未開拓の領域であったりする。
お二人のコーラスが引き立つアレンジになっているので、原曲を知るとまたLILIESとしての表現力に魅了される。
休憩含めて3時間強の24曲。
お疲れ様でした。
で、ライブ終了後、レジで精算を済ませようとしているファンへ、お二人が来てご挨拶。
その時の安堵の表情が、この日歌い終えたということを物語ってました。
今回はファン中心のステージではなかったですからね。
そしてCD&写真撮影会。
今回は記念に3ショット、撮影させてもらいました。
ありがとう。
レポを書いていて気づいた。
今回、新生LILIESとして、新たなステージであったように思います。
自身のオリジナルを中心に洋楽・邦楽のカバー。
アイドル時代の楽曲を少なめにした楽曲構成で繰り広げられた。
カバーは当時から歌っていた楽曲もあるという。
ヴォーカリストとして、当時からファンでライブに足を運んでいた方々が、長年復活を思い描いていたことも頷けますね。
これからの展開がますます楽しみであります。
さて、この日のセットリストです。
(「ザ・リリーズ」はアイドル時代の曲、「LILIES」はお二人のオリジナル曲です)
■1stステージ
1.オレンジ・マーマレード (ザ・リリーズ)
2.Kimiwa... (LILIES)
3.すずらんの花 (ザ・リリーズ)
4.I Won't Last A Day Without You (Paul Williams)
5.雨だれ (太田裕美)
6.やさしさに包まれたなら (荒井由美)
7.Isn’t She Lovely (Stevie Wonder)
8.デイジー (LILIES)
■2ndステージ
1.KARINGA (LILIES)
2.Going Out On My Head (Sergio Mendes&BRASIL’66)
3.Lovin' You ( Minnie Riperton)
4.赤いスイートピー (松田聖子)
5.Your Song (Elton John)
6.Scarborough Fair (Simon & Garfunkel)
7.DRAGON (LILIES)
8.好きよキャプテン (ザ・リリーズ)
■3rdステージ
1.小さな恋のメロディー (ザ・リリーズ)
2.すずらんの花 (ザ・リリーズ)
3.Isn’t She Lovely (Stevie Wonder)
4.Look Of Love (Burt Bacharach)
5.Kimiwa... (LILIES)
6.あの空を守りたい (LILIES)
7.デイジー (LILIES)
アンコール:I Won't Last A Day Without You (Paul Williams)
LILIESの現場マネージャー、キャプテンさんのブログはこちら ⇒ (お二人の活動の模様の詳細が載っています)
本間敏之さんのHPはこちら ⇒
本庄寛国さんのHPはこちら ⇒
音楽&LIVEHOUSE情報ページ「音蔵(negura)」ホ−ムペ−ジに掲載されている
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