<沢登秀信 Live at 鶯谷 What's Up>

沢登秀信(Vo, G)

2008.08.08.(金) 沢登秀信 Live at 鶯谷 What's Up

さて、夏です。

夏には沢登氏(以下、ヒデさん)のライブを観に行かないと、この季節にしか歌わない歌が聴けないんだ。
ということで、鶯谷へ。
京浜東北線に乗って鶯谷のホームに滑り込むと、ホームにヒデさんを発見。
念を入れると、ヒデさんはピクッと静止前の車内にいる私を発見する。
なかなかのアンテナである(笑)
ということで、一緒にWhat's Upへ。


この日は急遽2部構成。
ということで、まず1stステージから。
お客さんのうち、半分ぐらいがお初の方でしたので、最初はカバー曲「Cotton Fields」、「カントリー・ロード」と続けて披露。
カントリーの晴れやかな曲から入ったので、お酒も手伝ってお初のお客さんが初っ端からハイになっちゃった(笑)
手拍子だけは合わせてね(_●_)
ここでちょっと静か目に「I Shall Be Released」。
ヒデさんのカバーは基本はほとんど変わらないんだけれど、 ギターの弾き方と歌で独自の世界に惹きこんでいく。
さてここからオリジナルで「あとまつり」。
夏でないと披露しない曲です。
ねぶた祭りをモチーフとした曲の感想のくだりに東北出身のお客さんから質問がくる。
そして青森から山梨へ、「甲州Rock紀行」。
ご当地の言葉や情景が一杯詰まっていて、中央線に乗って山梨へ行きたくなる。
さすが甲州市のキャンペーンソングだね。
そして「砂浜」。
久しぶりにライブで聴いたかな。
そしてカバー、「Homeward Bound」を演奏して1stステージ終了。

食事をしていなかった私は、ここで注文。
オムライス、美味しかった。
そしてお客さんと歓談。
ヒデさんは前にお客さんから依頼を受けた古い歌詞に曲をつけたとちょっと披露。
依頼したお客さんは大喜び。


さて2ndステージです。
新たなお初のお客さんが入っていましたので、最初に「Cotton Fields」から。
今度のお客さんはしみじみ聴く方々であります。
ということで、オリジナルに移行。
しかも曲名を披露しないで淡々と進めていく。
(いつもは必ず曲名を言ってから演奏します)
「ほうてくの夏」、「いい女、いい男」、「昆虫採集」と夏の風物詩をテーマにした歌を立て続けに演奏。
そして定番、「やまなしへ帰れし」をここで披露する。
「砂浜」、「月のかけら」、「カサブランカ」、「とべないホタル」とどんどん自分の世界を繰り広げる。
ここでカバー曲、「Sound Of Silence」、「Scaborough Fair」を歌い、お客さんとの距離を詰める。
そして、依頼を受けた「川本消防歌」をステージ上で披露し、盛り上がる。
その勢いをそのままに「心意気」、「東京パラノイア」、「ふた」と畳み掛ける。
最後に「旅の終わりに」を披露。
う〜ん、これが良い曲なんだよな。
最近よく聴いている曲を歌ってくれました。
アンコールに「STEAM BOAT SPRINGS」を演奏してこの日のライブは終了。


今回のライブの音はブーミーすれすれの音。
これもまた面白かった。
ギターのガリガリ感、口笛がオカリナのように聴こえちゃったりするんだから。
際どい夏の雰囲気をたっぷり演出しておりました。

そしてヒデさん。
期待していた夏の歌を中心に久々の曲もたくさん披露してくれました。
自分も最近になって20年ぶりにギターを弾き歌い始めた。
オリジナルはないので、もっぱらヒデさんの曲をコピーしている。
そんな中、ヒデさんのライブを観に行くと、長年歌い続けて培われた技に思い知らされる。
独自の世界とは一筋縄では行かないんだ。
ヒデさんはもう二十年以上同じ歌を歌っている。
でもオリジナル曲が年々熟成させていく様はいつも驚かされる。
これからも楽しみにライブに足を運ぶよ。


P.S.ヒデさん、あの夏の曲はやっぱり稲生座じゃないとかなぁ。


沢登秀信氏のHPはこちら (歌詞、試聴はこちらから ⇒
What's UpのHPはこちら


沢登秀信(G, Vo)









語りの様子




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