<藤縄哲也 Live at 北浦和 パラダイス・ロード>

ゲスト:山本太郎

藤縄哲也(Vo、G)
ゲスト:山本太郎(Cl)

2008.07.27.(日) 藤縄哲也 Live at 北浦和 パラダイス・ロード
ゲスト:山本太郎(Cl)

今年も北浦和 みんなでSwing Festivalに出演してくれた、藤縄哲也氏(以下、てっちゃん)。
スタッフをしていると観れないんだよね。
パラダイス・ロードでワンマン・ライブということで、行ってきました。
この日の夕方は雷雨。
「大丈夫かなぁ」と思っていたら一時間もすると雨は止んで、涼しく感じられる夜。
いざ、パラダイス・ロードへ。

扉を開けると、てっちゃんが、「今日は二人でやります」と山本太郎さんを紹介してくれました。
思わぬサプライズです。
始まる前に浴衣姿の団体さん到着。
季節感溢れます。


さぁ、ライブです。
ドブロを持ち、いつもの軽快なMCで既に笑いをとりながら、スライドさせながらしっくりと「テネシー・ワルツ」を披露。
お客さん、既に酔いしれております。
山本さんのクラリネットが入ると、川面に光が射し込んだようなイメージで、今まで聴いたことがない「テネシー・ワルツ」でした。
そして、「I Can't Give You Anything But Love」、 「Rain Your Smiling」とジャズのナンバーで続ける。
「Rain Your Smiling」では、てっちゃんがサッチモの歌声を演出。
その歌声に寄り添うように山本さんのフレーズが奏でられていく。
タイム感が何とも心地よい。 人柄が滲み出てる演奏でした。
さて、”ここらでブルースでも”とオリジナル曲、「コイン・パーキング・ブルース」を披露。
山本さんの歌詞に引きつられて奏でるフレーズはお客さんから歓声があがる。
そして「ミスター・ボージャングル」。
淡い回想の念が胸に響く。
そして、てっちゃんのソロで、「イマジン」。
てっちゃんのオリジナリティ溢れる演出と大阪弁の歌詞が最高でした。
ここで替え歌シリーズで場を和ませてから、スピード感溢れるスライドで「Route66」。
途中で山本さんが参入して一気に吹き上げる。
気を良くしたお客さんも歓声&手拍子で応戦。
ここで1stステージ終了。

さて、2ndステージです。
この日はスタートがしっとり。
まず、てっちゃんがソロで「ヨイトマケの唄」を唄う。
ここで、山本さんが加わって、「Georgia On My Mind」、「セントルイス・ブルース」、「Amazing Grace」と、ジャズのナンバーを披露。
山本さんのクラリネットの音って、”明日はきっと良い日だよ”と諭すような音なんです。
で、てっちゃんのギターの凄み。
ジャズのギタリストとは違うんです。
音で歌うんじゃなくて、語ってくれる。
最後に定番、「僕は特急の機関士で」を演奏。
てっちゃんの足踏みは止まることを知らない(笑)
細かい演出にお客さん心を鷲掴み。
アンコールに、まずマスターのリクエストに応えて、「セントジェームス病院」。
暗い曲ですが、随所に笑いのツボを入れてくれるところが憎い!
そして「タイガー・ラグ」をお客さんの手拍子を交えて演奏して、この日のライブは終了。


無駄に撥ねない、揺らさない山本さんのクラリネット。
小粋にお客さんをのせてくれる。
うーん、痺れますね。
そして、てっちゃんのギターのみの演奏に見惚れてしまう。
てっちゃんの音楽に対する造詣の深さも観てしまったライブでした。
埼玉界隈のてっちゃんフリーク、この夜を見逃したのは残念ね(笑)

P.S.てっちゃんの足捌きは凄いね。

藤縄哲也さんのHPはこちら掲示板でスケジュール確認してください)
山本太郎さんのHPはこちら
北浦和 パラダイス・ロードのHPはこちら


藤縄哲也(Vo、G)
ゲスト:山本太郎(Cl)
















音蔵ライブレポートのトップページへ

音楽&LIVEHOUSE情報ページ「音蔵(negura)」ホ−ムペ−ジに掲載されている
記事、写真等の無断転載を堅く禁じます。

Copyright(c) 1998- negura All rights reserved