<mue&Friends、Nilla Live at 吉祥寺 MANDA-LA2>





mue(Vo, G, P)
サポートゲスト:イッチー
(B)、ナガハラゲン(ジャンベ)、
  山田まーと(Perc)、成川正憲(G)、tomzuin h(Key)
 
Nilla(Vo, G)

2008.06.24.(火) mue&Friends、Nilla Live at 吉祥寺 MANDA-LA2

この日は「mue&Friends」ということで、ソロやmuseyとは違った味わえるなとライブの予定を入れておいた。
仕事を終えて、「時間に間に合うかなぁ」と思いつつ、電車を乗り継いで吉祥寺 MANDA-LA2へ。
30分前に着いちゃった。
お店に入ると、前の席が空いていた...
「こうなったら一番前に陣取っちゃえ」と中央まん前に座る。
この日は対バンとしてNillaさんと、初めてのミュージシャンの音楽にも触れることができると、お店でピザを食らいながらライブが始まるのを待つ。


まず、Nillaさんから。
ギターの弦を一つずつじっくり爪弾いて、「せまいせまい空」。
この視点は初めて。
レギュラーチューニングからちょっと変えて、「夏の雲」。
言葉は少ないが心に残る歌詞の世界とNillaさんのすっと風を吹き込んでくるような歌声に心を放たれていく。
そして友達の曲「くじらキング」を演奏。
これが民族楽器を演奏する感じのリズム。
「世界海岸のピアノ」。
かき鳴らすギターと、「気持ちを解き放て」と伝える歌声。
そして「hello」。
最初に演奏した「せまいせまい空」に通じる世界。
そして自分の内に秘める力を信じようと、「火をみる」を演奏して終了。

Nillaさんは感覚でギターを弾き、歌う人。
出音がオリジナリティがあるんだよ。
リズムだって個性的なんだ。
歌、ギターが好きで好きでしょうがない人。
だから好きな音楽をしゃぶりつくして体得した音が出てくる。
本人気づいてないかもしれないけれど、非常に難しいことをやってます。
そしてMCがカミカミになっちゃうぐらいシャイな人。
でも自分の主張する言葉を持っている。
だからこそ味があるんだよ。
そして内に秘めたものが感じられる。
これだから音楽は楽しい。
mueさんが対バンで一緒に演奏したいとお願いし、繰り返し聴いていたのも頷ける。
また良きミュージシャンに出会えました。


しばしの休憩の後、mueさん登場。
「こんばんわ。mue&Friendsへ」と言いながら、ソロでステージにいる自分に笑ってしまっている。
まず、「音楽がやってきた」から。
この歌にやられちゃうんだよな。
一発でmueさんの世界に導く。
初めて聴く「ボロボロギター」。
ずっと成仏できない楽器を持っている自分にとっては痛いところつかれた感じ(笑)
これも初めて、「どうもありがとう」。
mueさんの言葉を大切にしているんだと感じる曲(聴いた人にはちょっと逆説的に感じるかな)。
自称、POPな曲(無題です)。
メールの曲を作りたいと思って作った曲と紹介し、タイトルを募集するmueさん。
ここでピアノに席を移して、「フィーリング」、そしてビートルズのカバー、「Lucy In The Sky With Diamonds」をオリジナルアレンジで披露。
そうなんだよね。いつもギターを弾いているけれど、mueさんの楽曲はピアノが基本だよね。

さて、ここでFriends登場です。
まず「赤」。
ジャンベのナガハラゲンさんの高らかに鳴らすジャンベの音で始まり、山田まーとさんとサンバのリズムで演出。
mueさんと成川さんがそのリズムに色づけしながら、tomzuin hさんがmueさんのピアノの横について高音でサウンドを締める。
太陽のギラギラ感が感じられる演奏です。
MCではお題を振られると、どんどん言葉が出てくるmueさん。
「?〜Knock My Shell〜Like a wheel〜やがて僕らは輪郭のない自由を知る」とメドレーを披露。
山田まーと さんの締まったリズム。
成川さんのギターはサウンドを支えるようにフレーズを綴る。
tomzuin hさんの空気感が感じられるシンセ、ピアノの音。
この人の演奏は派手さはないが、音楽を知っている人の音の出し方です。
(ちょっと注目!!)
途中でベースのイッチーさんが入って演奏。
フュージョン好きですね。
歌に合わせた締まったベースで好きですね。
ベースが入ると、呼応するように成川さんは弾けてくれます。この人の深さは聴いていて楽しい。
ミドルテンポでポップな「気の向くままへ」を演奏し、最後に全員で「東京の夜」を演奏。
非常に豪勢な演奏でした。
成川さんのコーラスには痺れた(笑)
アンコールに無題の曲を演奏してこの日のライブは終了。


mueさんの引力は凄いね。
私は今年からライブに足を運んでいるんだけれど、今までいろんな人との共演があったんだろうなと感じられる。
そして自分の中に取り込んで、どんどん熟成させている。
綴った歌詞だって、自問自答していたり、気持ちの良い情景だったり、人との繋がりの中での感情だったり、ふてくされてたり、パワー頂戴だったり、感謝の言葉だったり。
そしてこれだけバンドの演奏となっても歌が伝わる。
mueさん、やっぱり時代の申し子だな。


そして、お客さん、後ろにたむろってちゃぁだめだよ。
おじさんが一番前に陣取ってしまうじゃないか!!


P.S.tomzuin hさんのアルバム買うの忘れた!!


mueさんのHPはこちら
Nillaさんのブログはこちら
成川正憲さんの加入する六弦倶楽部のMySpaceはこちら
tomzuin hさんの所属するSNICAのHPはこちら
LIVEHOUSE 吉祥寺 MANDA-LA2のHPはこちら


Nilla(Vo, G)




mue(Vo, G, P)
サポートゲスト:イッチー
(B)、ナガハラゲン(ジャンベ)、
山田まーと(Perc)、成川正憲(G)、tomzuin h(Key)










成川さんのお茶目な演奏に反応するmueさん




メドレーの世界に表情も変わる








「この日も楽しいライブだね」といった表情!



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