<新井薬師自警ザントー団、長沼ゆうき Live at 高円寺 稲生座>

新井薬師自警ザントー団
(左から)なっちょ(G, Cho)、某ゆきの(G,Vo)
長沼ゆうき (G)

2007.05.16.(金) 新井薬師自警ザントー団、長沼ゆうき Live at 高円寺 稲生座

ゴールデンウィークが明け、「ちょっと元気が欲しいよなぁ」と思ってスケジュール確認。
5/18に新自のライブがあった。
(うっ、5月に入って新自のスケジュールチェックしていなかった。)
ということで、週末に行ってきました、高円寺 稲生座。

20分前ぐらいに稲生座に着いてなっちょと挨拶。
「今日は楽しませますよ」と強気発言!!
そして某と対バンの長沼さんと挨拶を交わし、中へ。
既にお客さんが多く入っていて、私よりも年齢が高めの女性の方々もいらっしゃっる。

少し待った後、ライブが始まった。

まずは長沼ゆうきさん。
「ジャングル・ブギー」が稲生座に流れたと思ったら長沼さんが歌いながらステージに登場。
意表を突かれました。
その流れで「ま・わ・れ」を披露。
追想するように頭の中をまわされた。
MCをし始めると、ほんわかした人です(笑)
次に「エンジェル」、そして最近の恋愛事情より「まぁ、いっか」を披露。
お酒の似合う歌です。
そして「もしも」。
感情表現をあらわにしながら歌う様に観客が共感していく。
そして父親に捧げる「愛してます」、そして「わが道」を歌う「それぞれの足で」をお客さんの手拍子の中、披露して終了。
長沼さんのライブを観て、音楽は気持ちを相手に伝えたい想いを歌うということを再認識させられましたよ。


さて、しばし休憩の後、新自のステージ。
某の「こんばんわー!!」のでかい声に圧倒。
「あぁ〜、人の妻〜」、「イカリング」の話で既におきゃくさんの心は掴んでしまった。
さぁ「人非ニンパ」からであります。
強力な主婦陣営からの茶々に立ち向かうパワーを放ちながらの演奏。
「ここは予定していたことが役に立たない」と、「フナ虫」を披露。
笑いぎっしり蔓延しているライブハウス。
そう、新自のライブはお客さんとの戦いなのである。
お客さんの「かわいい!、いくつなの」や「ダブル・ピース」などの技にきっちり技を返しながら、お客さんに手拍子強要し、「いざこざ」を披露。
自分たちのペースを作った後にしっとりと「過去の人になったのさ」、「口車」を演奏。
お客さんは手名づけられたペットの如く聴き入ってます。
「喋ったりシーンとしたり、好き勝手だなぁ」と罵声を吐いても笑える状況にまで至る。

ここで生で勝負。
なっちょは長沼さんのギターを借り、アンプラグドで「ヤッテモータ」を披露。
客席に下りて密着度倍増!!
演奏中のお客さんの言葉にどんどん反応しながら進めていく。
ここで予定していなかったであろう「のーえ節」を歌う。
そしてすかさず「お家にかえろ」を演奏。

さぁここでステージに戻り、ロックな「立ち上がれ日本人」を演奏。
お客さんを手なずけた新自は主婦であろうともロックで酔わせてしまいました。
熱風を吹き上げたまま「夏サマサマ」を手拍子乱れ打たれる中披露。
そして最後に静かに「KL」を演奏。
ここでアンコールの拍手に迎え入れられ、「あれからドーよ」を長沼さんも交えて歌い、この日のライブは終了。

この日のなっちょのギターの音のゴリゴリ感が気持ちよく、切れの良いフレーズが決まってました。
お客さんの状況に応じてステージを作り出す新自のステージ。
某の返し技を柔道の井上康生が持っていたら、北京五輪に出場していただろうね。
今回は主婦陣営向けの綾小路きみまろの講演会にも匹敵する楽しさのツボぎっしり。
これは他のミュージシャンではたじたじになるね。
新自だからできる技を魅せ付けたライブでありました。


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長沼ゆうき(Vo, G)





新井薬師自警ザントー団
某ゆきの(G,Vo)、なっちょ(G, Cho)



某ゆきの(G,Vo)


なっちょ(G, Cho)














最後に長沼さんも入って最高潮に!!



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