<沢登秀信 Live at 八王子 papaBeat>


<4thアルバムCD 発売記念ワンマンライブ!!>

沢登秀信(Vo, G)
ゲスト(左から):海老原真二(P, Cho.)、 堀圭太(Cajon)、
後藤康彦(G, Cho.)、千代正行(G)

2008.04.12.(土) 沢登秀信 Live at 八王子 papaBeat

前日にmueさんのライブを観るために定期ライブに足を運んでいた沢登氏のライブをすっぽかしたことになった私に、会場にいる知り合いからメールが届く。
「この穴埋めはするとヒデさんに伝えておいて」と返信した翌日であるこの日、アルバム発売記念ライブを観るために久しぶりに車で八王子へ。
途中、渋滞にハマる。
原因は最近出来たアウトレットモールが駐車場に入りきれない車の列である。
何とかして欲しいよ。
でも30分前に会場入り。
(国道16号で横田基地や拝島橋の混雑を経験していたせいか、大宮から3時間半はかかると思っていたから良かった)


この日は3ステージ。
1stステージが始まった。
まずソロで、春ということもあり、「5月29日の歌」、「ライラック」を続けて披露。
ギターの後藤康彦さんを迎えて「夏の終わりに」を演奏。
後藤さんの回想をする歌詞のイメージを淡く彩るようなフレーズが響く。
そして、堀圭太さんを加えて、「ピンクのライオン」、「Steam Boat Spring」を演奏。
堀さんの演奏は何度か聴いているが、ヒデさんの歌(というより息遣い)に合わせて叩いてくれる。
1stステージは若き日より歌っていた曲を披露した様子。
「ピンクのライオン」では、サビを一緒に歌おうと「エブリバディ」と囃し立て、みんなで一緒に歌う。


少しの時間、休憩して2ndステージです。
ゲストにピアノの海老原真二さん、カホンの堀圭太さん、そして今回のアルバムに参加しているギターの千代正行さんを迎えて、まず「Cotton Fields」で場を馴染ませた後、最新アルバム曲を披露していきます。
まず、「黄昏小僧のファンファーレ」。
インスト曲である。うーん、黄昏てます。
聴いていると、学校帰りに山の中で子供が楽器を練習している風景が頭に浮かんでくる。
ここで特別収録曲である「にっこり甲州市」を披露。
カントリー調の曲を後ろのメンバーがオリジナリティ溢れるフレーズで味付け。
気を良くしたお客さんは手拍子で応戦。
続いて甲州繋がり、「甲州Rock紀行」。
70年代の日本フォークポップスのような曲にヒデさんの甲州への旅路を促す歌詞。
甲州市はもっと宣伝しないと(笑)
ここでキーボードの海老原さんのコーラスが誘ってくれました。
次に「ほうてくの夏」。
夏の川遊びの風情を感じさせる曲。
最後に海老原さんが山中の鳥の鳴き声をキーボードで演出してくれました。
そして「僕の歌」 。ヒデさんが高校3年の時に作った歌。
この歌詞が面白くてね。
世間への嘆きが入っているところがヒデさんらしい(笑)

2ndステージ最後に千代正行さんと海老原真二さんの曲紹介のコーナー。
まず、千代さんの曲、安らぎを与えてくれる場所に訪れたような気持ちにさせてくれる「タフティー村で寝ころんで」、海老原さんの夜空の瞬く星のベッドに抱かれるような曲、そして千代さんの時をゆっくり廻してくれるような「幸せの風が世界を巡る」を披露してくれました。


さぁ、ここで休憩を入れて3rdステージです。
最新アルバムより「黄色い帽子の愛の歌」から。
子供心をワクワクさせる曲に、海老原さんと千代さんがセリフを交えて演出してくれたことにお客さんは手拍子で盛り上げる。
ここでイメージをがらりと変えてダークサイド、「錆びたレールと夏草の歌」を演奏。
千代さんはドブロに持ち替えてスライドを披露してくれました。
また故郷シリーズに戻り、「桃源郷」。
いやぁ、海老原さんのコーラスは気持ちが伝わってきますよ。
次に「風」を披露。
この曲では千代さんの提案に応えてヒデさんが初めて(かな?)ギターを弾かずに歌う。
ヒデさんはサポートしてくれる演奏に身を委ねるようにして歌う。
そして「植木屋の憂鬱」。
この曲の主人公も客席に来ていて、お客さんも熱を帯びながら聴いていた。
アルバム収録曲の最後に「オルガン弾きのマイウェイ」を披露。
私としてはこの曲が完成形になったことに今までの想いを馳せながら聴き入ってしまった。
さぁ、終盤です。
1st.アルバムに収録の「星の河」を演奏。
千代さんのギターが絡むと星がより一層瞬くように縁取ってくれました。
最後の曲として後藤さんも加わり、この日出演したミュージシャンで「金魚鉢をのぞけ」を披露。
曲中、ミュージシャンのソロ、いつまでも続きそうなセッションに、お客さんは歓声をあげ、サビをみんなで歌う。
惜しみないアンコールに応えて、まずソロで「やまなしへ帰れし」を歌い、最後にメンバーを呼んで「すみれの歌」を演奏して、この日のライブは終了。


アルバム発売記念として開催された今回のライブ。
去年はソロばかり観ていた私も久しぶりにバックを従えての演奏に、まだ色褪せないバンドの匂いを感じつつ、新しく共に過ごしてくれるミュージシャンの方々がバンドのようにヒデノビズムを一段と租借した時の演奏をまた待ち望みたい。
この日がその序章であることを期待せずにはいられない。
(千代さん、海老原さんは経歴を調べてビックリだね。ホント凄い経歴の持ち主と出会ってたんだね...これからが楽しみです)


P.S.天国のT氏よ。君の大好きだった歌が作品として完成したぞ!!

沢登秀信氏のHPはこちら (歌詞、試聴はこちらから ⇒
papaBeatのHPはこちら


沢登秀信(G, Vo)
ゲスト:千代正行(G)、海老原真二(P, Cho.)、
堀圭太(Cajon)、
後藤康彦(G, Cho.)

沢登秀信(G, Vo)


「今日は長いですよ、ゆっくり楽しんで下さい」と挨拶。


沢登秀信&後藤康彦




堀圭太(Cajon)


千代正行(G)




堀さんを加えて千代さんと海老原さんの曲を披露。


海老原真二(P)


ヒデさんとドブロでスライドを弾く千代さん




ゲストのメンバーにセッションを促した後、ステージを降りて見守る様子。

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