mue Live at 吉祥寺 MANDA-LA2 （2008.04.11.）

２００８．０４．１１．（金） mue Live at 吉祥寺 MANDA-LA2

週末、そそくさと仕事を切り上げmueさんのワンマンライブへ。
５日前ぐらいに丁寧なライブのご連絡メールも頂いたもんでね。
現地で知り合いと合流し、少しの歓談の後にライブが始まった。

mueさんは登場するなり、お客さんを見て笑い始める。
会場を明るくしてもらって、お客さんを確認してまた笑い始める。
本人緊張しすぎて笑いが出てきてしまうらしい。
そりゃぁそうだよな。
一人でギターの弾き語りのワンマンライブですから。

さて、最初の曲、「音楽がやってきた」が始まった。
１月に出会ったライブの最初の曲である。
お客さんは緊張感を感じつつ、和みある曲に委ねながら聴いていた。
そして、ギターを弾きながら、この日を迎えられたこと、そして曲紹介をして「ズレたもの」を歌う。
ここでカバー曲、「Spring Song」を軽快に歌い上げた後、オリジナル「話のつづき」を披露。
Mueさんのギターのリズムとスキャットが気持ちよく響く。

ここでカバーコーナー。
mueさんがこよなく愛する高橋裕さんの曲を３曲、「人間不信ワルツ」、「地獄めぐり」、「イカロスの墜落」をメドレーで披露。
高橋裕さんの曲を聞いたことのあるお客さんの反応に「自分の曲より盛り上がっちゃうんだよな」と。
聴いてみると、ユーモアのある歌にmueさんの歌声がマッチしていて、「なるほど」とお客さんはみんな感じてうなずいて聴いていた。（笑）
mueさんは歌い終わった後に「この曲欲しいなぁ。歌いやすいし」と。
私は結構難しい曲だと思いますよ。
そして、「私といえばビートルズ」と話してお客さんから笑いがこぼれる。
ここでカバー曲、「Here Comes The Sun」を披露。
木漏れ日が射し込むように歌い上げる。

さぁ、ゲストの登場です。
ベーシスト、野中"チャビー"聡さんが入る。
学生時代からの仲で、その頃の時代のエピソード、今回のゲスト出演に至ったいきさつを話す。
なんと２日前に連絡が入って決まったそうだ。
ここで、オリジナルに戻り、「ありのまま」を披露。
野中さんの縁の下の力持ちのようにサポートするベースに支えられて、mueさんも気負いなく歌・演奏されていました。

そして野中さんが一度退出し、入れ替わって二人目のゲスト、ギターの成川柾乃莉さん（六弦倶楽部）が入る。
成川さんともエピソード、今回のゲスト出演に至ったいきさつを話す。
成川さんは５日前に連絡があったとのこと。
二人ともmueさんがボケで、ゲストが突っ込むという、まったりとした楽しい雰囲気で場が和んできました。
「音楽は素敵だよな」と成川さんは限定して褒めて爆笑。
なかなか曲が始められないことに成川さんに促されて演奏再会。
メドレーで「Knock My Shell」を含む３曲を披露。
成川さんも支えるようにフレーズを弾きながら、自身のオリジナリティを聴かせてくれる懐の深い演奏です。
そのまま、ギターを弾き続けながら野中さんを呼び込み、２曲披露。
（多分、近々発売されるアルバム収録の曲のメドレーだと思います）
mueさんは緊張から解き放たれたように歌ってました。

ここでmueさんのMCのボケにゲスト二人が突っ込みを入れる。
mueさんがお題を出し、ゲスト二人が話して、mueさんが一言言って、ゲストが突っ込みを入れる、といったコントを観ているよう。
ゲストの二人はこの日が初顔合わせ。類は友を呼ぶということでしょうかね（笑）
そして「Like A Wheel」を披露。オリジナルの英語の歌詞です。
メンバーが打ち解けたように、少し個性の出た演奏になりました。
そして「新しい場所へ」、４月１１日しか歌わないという、「有名なミュージシャンと名の知れぬ歌うたいの歌」を披露。
最後に２月に発売されたアルバムタイトル曲「東京の夜」を演奏。
お客さんは手拍子で迎え入れ、歌い終わったあとに惜しみない拍手を受け、アンコールでは３人で「話のつづき」を披露して、この日のライブは終了。

mueさんの歌は、歌詞にオリジナリティがあって、聴いていて楽しい。
ギターのリズムにのせて、愛嬌のある歌声で歌う。
気持ちを和ませてくれる歌声です。
メロディーへの歌詞の乗せ方、歌い方にmueさんのオリジナリティが溢れています。
パーカッションのokyonさんとのユニット、「musey」とはまた違った味わいのあるライブでした。
ソロアルバムが近々発売できるとの事。
これもまた楽しみである。

あと、お客さん、やっぱり静かだよ。
若いのにねぇ。
おじさんに先導させるのは止めなさい！！

mueさんのＨＰはこちら ⇒
LIVEHOUSE 吉祥寺 MANDA-LA2のＨＰはこちら ⇒

音楽＆LIVEHOUSE情報ページ「音蔵(negura)」ホ－ムペ－ジに掲載されている
記事、写真等の無断転載を堅く禁じます。