<GYPSY VAGABONZ Live at 下北沢 CCO>

GYPSY VAGABONZ
(左から)大西孝旺(G)浜脇こうへい(G)、林さやか(B)

Hideko(Vo, Flute)

2008.2.19.(火) GYPSY VAGABONZ Live at 下北沢 CCO

昨年、新メンバーが加入していたのですが、観れなかった。
今年のGYPSY VAGABONZはどうなっているんだろうと思い、行ってきました 下北沢 CCO。

さぁ、1stステージの始まりです。
まず、「I Can't Give You Anything But Love」、「I Love Paris」から。
間奏では、Hidekoさんの足踏みが始まり、大西氏のギターをまくし立てる。
そして初めて浜脇氏のギターを聴く。
遊び心ある演奏に、「良いメンバー入れたな」と感じつつ聴き入っておりました。
そしてHidekoさんがフルートを持ち、オリジナル曲、「いたずら仔猫のワルツ」。
やんちゃなイメージがHidekoさんのイメージと重ねて魅入ってしまう曲。
コール・ポーターのあまーい曲、「Night And Day」、そして「アマポーラ」。
「アマポーラ」をジプシーで聴いたのは初めて。
原曲を聴いていない私としてはどれがオリジナリティのアレンジかわからないんだけれど、非常に面白い演出。
「My Romance」、「Paprika」、そしてオリジナル曲、「Dreamy」。
夢見心地にさせられてしまう。
「Broadway」では日本語訳を交えて演奏。
お客さんは手拍子
ここで1stステージ終了。


2ndステージは、「Love Me Or Leave Me」、「Just One Of Those Thing」といきなり早いリズムのナンバーを立て続けに披露。
ここから始まるのがGYPSY VAGABONZの真骨頂!
HidekoさんのMCにもどんどん熱が入ってきました。
そして「That's Old Feeling」、「So In Love」。
「So In Love」がジプシーの音により情熱的に感じられる仕上がりです。
ここでサーヤこと林さんのオリジナルインスト曲、「ミツバチのささやき」を演奏。
「ジプシーって北欧のイメージもあるな」なんて思いながら聴いてました。
ここから切なさ漂う「Blue Prelude」とオリジナル曲、「Chambre de Nostalgie」。
リズムの情感たっぷりの「The Gift」と続く。
ここでオリジナル曲「Welcome To My House」 、「Boom Boo」を演奏。
「Boom Boo」はドライブの楽しさを味わえる曲。
車で突っ走る様子をジプシージャズとして歌い上げてくれる。
リズムが高速で、畳み掛けるように歌詞が流れていく。
滑舌の良いHidekoさんでないと歌えないよ。
あのスピードで歌詞が聞き取れるんだからね。
疾走感をMCで一度静めて、ここから佳境に入ります。
「There Will Never Be Another You」、「After You've Gone」と、掛け声、足踏み、手拍子入り乱れる中演奏。
アンコールで「Shine」を演奏して、楽しいライブは終了。


これだけ演奏してもらいながら、「まだ聴きたい」と思わせるライブでした。

Hidekoさんの歌声、ステージングには他のバンドにはない要素が多分にあって、聴いている方は音だけでなく、演出にも酔っております。
そして哀愁漂うジプシーのイメージとは関係なくHidekoさんの元気一杯のMC。
曲中もHidekoさんの「カモーン!!」の一声にミュージシャンだけでなくお客さんもどんどんのせられていく。
歌っているときの表情、手の動き、間奏の踊りまで、体で表現してくれるんだ。
これはライブでないと味わえないんですね。
(動きが早くて私の写真では全部ボケてしまうので、残念!)

そして面白いもので加入して一年ぐらい経つと、バンドの音にすっかり染み入ってくる。
今回サーヤこと林さんのベースが非常にこのバンドに馴染んだ感じがして、私自身ほくそえんでました。
これは自信の個性がバンドをどのように表現していくのかといったスタイルが現れてきた証拠ですね。

そしてHidekoさんがMCで飛ばしすぎると、バンマス大西氏がギターマイクで茶々が入るなど楽しい演出で一杯。
オールドジャズの曲での演奏では、ジプシー・ミュージックでは味わえない抑揚の付け方まで聴くことが出来る。
ジプシージャズに傾倒するだけでなく、オリジナリティを打ち出している点、どんな曲でも、最後には元気にハッピーといったメンバーの姿勢が伺えるのも、このバンドの魅力の一つ。

今回、新メンバーである浜脇氏の演奏でありましたが、加勢さんとは交互にステージングするとのこと。

そしてGYPSY VAGABONZのオリジナル曲は歌もの、インスト曲どれをとっても楽しめて、私は圧倒的に支持します。
ライブ終了後、大西氏と話をしましたが、オリジナル曲は幾つかしたためているとのこと。
これからも楽しみであります。


P.S.ワンマンライブを続けて観てきたけれど、そろそろ対バン形式のライブに足を運ぼうかな。


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GYPSY VAGABONZ
Hideko(Vo, Flute)大西孝旺(G)
林さやか(B)
浜脇こうへい(G)

Hideko(Vo, Flute)






浜脇こうへい(G)


「サーヤ」こと、林さやか(B)


大西孝旺(G)








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