<GRANITE HOUSE Live at 新橋 ZZ>




GRANITE HOUSE
TAKAHIRO(Key)、TANNY(G)、PEE (Vo, G)、
NORSVICKH(B)、やまと ゆう(Dr)

2008.02.15.(金) GRANITE HOUSE Live at 新橋 ZZ

昨年行なわれた新橋 ZZのGRANITE HOUSEのライブで、一番サウンド&ボーカルがきっちり聴けた箱として自分の心に残った。
ということで、今年初の新橋 ZZのGRANITE HOUSEのライブへ行ってまいりました。

今回はワンマンライブです。
新橋に降り立って、また道に迷う(笑)
(地図を持っていかない自分が悪い。新橋駅から日比谷通りへの行きかたがわからない自分が、日比谷通りを目標にしているんだから...)
しかし10分前に着き、ライブスタートを待つ。

今回は前回知り合った方に、「ライブレポ書くんだったら」と真正面の席に陣取りました(_●_)
さぁ、スタートです。


まず、「バベルの塔」。音が出た瞬間、「クゥ〜ッ」という感情の高ぶりが自分の中で沸き起こる。
続けざまに「風をうけて」でガンガン攻めたてる。
NORSVICKH氏がヴォーカルをとる、「箱庭の青春」を披露。
たにへいさんや藤島さんのキーボードが楽しいリフやメロディを演奏。
(「壊れていく感じ」っていうのかな)
そして、「双子の家」。(う〜ん。これが聴きたかったんだ)
アルバムで聴いていた音が生音で久々に再現!!(THANKS!)
そして「ここに光集まれ」を演奏して休憩。


しばし休憩の後、2ndステージであります。
まず、「初めから始めよう」から。
ゆったりとしたリズムに各メンバーの音の紡ぎをじっくり味わえる曲です。
次に藤山氏がヴォーカルをとる、「Japanese」。
初めて聴いた曲。リズムも新鮮でどんどん重なるリズム。
そして「金のなる木」、PEEさんの歌声が轟いた後、ポップ調にシニカルな歌詞。
今回も演奏してくれました、ブルージィな「奴隷船」では、たにへいさんのギターとPEEさんの歌がじんじん染みてくる。
そしてどんどん熱は上がっていく。
「犬の唄」で、みんなでサビを歌う状況。
「TWENTY」でキーボードの藤山さんのオルガンの弾きっぷりを堪能!!
定番、「新大陸」。その歌詞、リズム、メロディ、フレーズ、コーラスに次々と繰り出されるストーリー。
カッコイイぜ!!これぞハードロック!!
これ以上もう書けません、この情景!!(_●_)
佳境の中、最後に定番中の定番、「星を回せ」を演奏。
アンコールに「新宿サービスステーション」、「KEEP ON MUSIC」を演奏してこの日のライブは終了。


ワンマン・ライブということで、私が知らなかった曲も多分にあって、また新たな一面を覗かせてくれたGRANITE HOUSE。
怒り、希望、悲しみ、喜び、その他諸々の感情が息づいているハードロック。
最近こういった演奏を聴くことがなくなってしまった。
私は20代〜30代前半の若い世代のロックもお気に入りのミュージシャンの対バンとして聴くことがあるのだけど、そのほとんどは恥ずかしくてレポ書けません。
自分の言葉になっていない。主張がないのですよ。
自分で主張しているようにして、「みんな一緒に楽しくね」みたいな御用聞きの歌詞、もしくは「私を助けてください」っていう悲鳴を延々と続けるフォークでも書かない歌詞。
これが競争意識を芽生えさせなかった世代だとは思いたくないけれど。
それとも私が出会っていないだけなのか...
自分のポリシー持っていないと、足元掬われるよ。


GRANITE HOUSEのメンバーはコーラスをとる。
(今回NORSVICKH氏がメイン・ヴォーカルの曲もありましたし)
メンバーの一人一人に歌心がないと音の一つ一つ紡ぐようなサウンドが出せないんだと実感した。
だから、一曲の中で色とりどりの物語がどんどん展開していくんだ。
私にはメンバーの演奏テクニックとかこんなミュージシャンに影響されているんだろうなとか良くわからない。
でも本質は租借の部分。自分の血となり肉となっているかであります。(逃げているかな)
もし、同じようにみんなが演奏テクニックを披露しているのであれば、GRANITE HOUSEのメンバーは租借の仕方が違うことだけは明らか。
そこには生き様を感じさせるものがあるから。


今回もZZはライブハウスとして非常に聴きやすい音でした。
(私は鼓膜が薄いので、まともにハードロックのライブを大音量で聴いてしまうと、一週間ぐらい耳鳴りが残りますが、それもない。)
このキャパシティでハードロックが楽しめる。もう確信だね。
今回は前回より少し大きかったかな。でも許容範囲内。
そして、自分よりも若い方々を何人か目撃、GRANITE HOUSEのライブを初めて観た方もちらほら。
少しずつ新しい人が注目し始めている。

ハードロックにありがちなありふれた歌詞、曲に飽きたあなた。
そして昔のハードロックのアルバムに想いを巡らしているだけのあなた。
着々と息づいている本質にまだ出会っていないあなた。
未だ足を止めずに旅を続けるハードロックバンド、「GRANITE HOUSE」。
足を運んでいないならお早めに。


P.S.GRANITE HOUSEには若いミュージシャンの集まるライブハウスに殴りこんで欲しいね。どう?

GRANITE HOUSEのHPはこちら
ライブハウスZZのHPはこちら



GRANITE HOUSE
 TAKAHIRO(Key)、TANNY(G)、PEE (Vo, G)、
NORSVICKH(B)、やまと ゆう(Dr)


PEE(Vo)


TANNY(G)


NORSVICKH(B)


やまと ゆう(Dr)


TAKAHIRO(Key)























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