<沢登秀信、CARL Live at 鶯谷 What's Up>

沢登秀信(Vo, G)
CARL(Vo, G)

2008.02.08.(金) 沢登秀信、CARL Live at 鶯谷 What's Up

会社帰り、途中下車で鶯谷 What's UPに着く。
ライブは既に始まっており、少し遅刻。
そそくさと注文を済ませて席に座る。

CARLが既にステージで歌っておりました。
(またきれいになっているんだな)
「いたずらガエル」、「花に向かって」と人生の性を歌い上げてました。

ここでお客さんからのリクエストで吉田拓郎の「落陽」を披露。
そして古いフォークソングのカバー曲、「猫と呼ばれていた男」を披露。
これをCARLが歌うと切なさが伝わるんだ。
今の時代に聴くことが出来て感謝である。
そして、「クロス」、「遠隔操作サル」、「MESSENGER」とCARLの心象風景が綴られた曲が続く。
「のっぺらぼう」では自問自答。
本人は「妖怪シリーズ」とか言ってるけれど、この歌詞は万人に問うように描かれている。
自分の心を突かれるていくんだ。
そして「今を忘れない」ではアレンジが改められ、この曲に更なる磨きがかかってきた。
最後に「ろくろっ首」を披露して終了。

スーパーなおかまちゃんであるCARL。
MCでは大連でのステージや本業のことを楽しく話してくれた。
(いやぁ、忙しい人だ。)
「人間のサガと自然と平和への愛」を綴った歌詞。
自分の境遇を歌うことが、誰もが一度は同じ境遇を味わったことのある心を突く。
その言葉がCARLにしか書けないんだ。
歌に人間味があるっていうのは気持ちが伝わってくるよ。
素晴らしいスーパーなおかまちゃんである。


さて少しして沢登秀信氏(以下、ヒデさん)がステージへ。
今回CARLと二人のステージということもあり、対バンが少なかったためにいつもより30分ぐらい早く始まった。

最初はカバー曲から。
「Cotton Fields」、「Country Road」、「Let Me Be There」をお客さんと歌う。
(お客さんからハモリが入りました)
この時点で「今日は勢いが違うぞ」と感じる。

ここからオリジナル曲に入る。
「5月29日の歌」、「ライラック」、「春の散文」、「すみれの歌」と、春めいた曲を一気に披露。

ここで再度カバーに戻る。
カバー曲「洒落男」をエノケン原曲からヒデノビズムに租借して披露。
(前回はWhat's Upでこの曲を十八番にしている近廣直也さんのバージョンでした)
そして、「テネシー・ワルツ」。
この曲でヒデさん以外の人が歌って、グッとくることが私にあるんだろうか?と言うぐらいヒデノビズムが耳に染み付いてしまっている。
「ザゼンソウの歌」で冬景色を歌った後、カバー曲、「Sound Of Silence」と続く。

ここから私にとって垂涎のナンバーが続けられる。
既に20年以上前から歌われていたアルバム未収録曲から「ROOM SERVICE」を除くアルバム収録曲を並べて披露。
「1989」、「アメリカの日本人」、「STEAM BOAT SPRINGS」、「東京パラノイア」、「ふた」、「あにい」、「世界中の鳩に」、「オルガン弾きのMy Way」と一気に歌いこむ。
最後に定番、「山梨へ帰れし」を披露してこの日のライブは終了。


この日のヒデさんは、いくつかの曲ではアレンジをリニューアルしたかの内容。
一本のギターで、どのくらいまで表現できるかを追い求めている。
いつもながらチャレンジャーである。
そしてギター、ハープの音ですらブラッシュアップされた感じであった。
今年へ賭ける姿勢が伝わった、「早く春が来てくれ!」と一気に突っ走ったステージとなった。
そして100分20曲!!お疲れ様でした。

CARLと共演するとヒデさんの意気込みが違っているのは私だけの印象かな?
この日のライブは2人の今年に賭ける心意気が伝わってきたライブでした。

そしてこの日、3月3日に最新アルバムが発売されることを知らされた。
どの曲が収録されているか、そしてどんな仕上がりになっているか...
あと一ヶ月あまり。待ち遠しい日々となりそうだ。


沢登秀信氏のHPはこちら (歌詞、試聴はこちらから ⇒
CARLのHPはこちら
What's UpのHPはこちら


CARL(Vo, G)



真正面でサービス・ショット!
ボケててスマン(_●_)



沢登秀信(G, Vo)





この雄叫び!!

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