<沢登秀信、CARL Live at 鶯谷 What's Up>

沢登秀信

2007.06.08.(金) 沢登秀信、CARL Live at 鶯谷 What's Up

この日は7時から。
横浜で仕事して駆けつけても開演に間に合わない。
着いたらCARLさんは最後の曲を歌っていた。
CARLさんは沢登氏(以下、ヒデさん)を尊敬するミュージシャンなのね。
久しぶりに歌声聴いていると、より力強く伝わってきた。
でもライブチャージを払って椅子についたら終わり。
まったく惜しいことをした。

で、CD購入。
そうそうCDのおつりがないので、「チップっていうことで」ってね。
さすがスーパーおかまちゃん。
あとで家で聴いてみると、グッと来るよ。
ジャケットのデザインがまたなかなか隠微であります。
生のステージをきっちり観れなくて惜しいことをしたなぁ。

ということで、今回4組演奏したのですが、ヒデさんに絞ってライブレポ書かせていただきます。

ヒデさんは最後。
10時ぐらいから始まった。
まず「5月29日の歌」から。
すぅーっと一緒に歌えてしまう自分がいる。
「20年近くかぁ、長い付き合いだなぁ」と聴きながら想い耽る。
そんなことを考えるのにぴったりの曲で、また「よさげな曲だ」と関心してしまった。
そして「お茶を飲まんけ」を披露。
ちょっと「じとっ」とした季節をからっとさせてくれる気持ちの良い曲に自然と首が縦にリズムを刻んでいる。
廻りを見るとみんな同じ状態だ。
この日のお客さん、みんな気持ちに素直に反応する方と察した。

ここで、「おお、スザンナ」を日本語で披露。
ヒデさんの真骨頂!
いつやらサビは一緒に歌い、手拍子が沸く。
掛け声、「Be Allright!」と声がかかる。

そしてこの季節になると歌ってくれる「つつじ祭りの歌」、そしてこれも名曲「すみれの歌」を披露。
年をとるごとに「すみれの歌」がジーンときてしまうんだな。

次に「ほうてくの歌」、「いい男、いい女」とふるさとシリーズが続く。
そして、「昆虫採集」。
この曲の夏色の雰囲気が好きなんだな。

シーンは変わって「カサブランカ」。
一人部屋で哀愁と愛憎をスクリーンに映したようにガラリと変わり、演奏が終わると一つの映画を観終えた充実感にお客さんが拍手しているようであった。

ここで、「朝日のあたる家〜ホテル・カリフォルニア」 。
ヒデさんのカバーの歌は他のミュージシャンと違う。
咀嚼の仕方が違うのね。
あくまでも「ヒデノビズム」を貫く。

そして、「東京パラノイア」、「ふた」と1stアルバムの曲を披露。
アルバムはロックバンドの形式だが、ソロもイメージ変えずに聴けてしまう。
それだけメッセージが強いのだ。

ちょっとテンポを落として「あとまつり」。
祭りの後の気持ちの良い疲れに意識がゆっくりと遠のいてしまうような曲である。
最後の曲として、「心意気」を披露。
場は最高潮に。
お客さんは立ち上がって踊りだし、歓声をあげる。

このままでは終わらず、アンコール。
お客さんのリクエストより「錆びたレールと夏草の歌」を演奏。
そして「やまなしへ帰れし」にてこの日のステージは終了。
約100分のステージ、お疲れさんでした。

ヒデさんを自分の場に迎えたCARLはご機嫌。
帰り際、CARLには品定めの洗礼(?)に合うし、いやいや楽しい夜を過ごせました。

実は5ヶ月振りに足を運んだが、出会って20年あまり。
「キョーレツな輩に出会ってしまったもんだ」と今になって思う。
ここまでいろいろなミュージシャンに知り合って聴いてきたが、懐かしい曲も色褪せない。
歌詞・演奏・歌声と何もかも他のミュージシャンと一線を画す。
よかったら彼のHPに足を運んで歌詞と曲を確認して欲しい。
そして興味を持ったらステージに足を運んで欲しい。

そう、私の原点である。

沢登秀信氏のHPはこちら
CARLさんのHPはこちら
What's UpのHPはこちら

沢登秀信(G, Vo)




CARL(G, Vo)

CARL、ボケていてごめんね!

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