<廣瀬哲也 Live at ALONE>

対バン:浦邉 力 / 江本祐介

廣瀬哲也(Vo,G)

浦邉 力(Vo,G)
江本祐介(Vo,G)

2006.10.26.(木) 廣瀬哲也 Live at ALONE
対バン:浦邉力、江本祐介

廣瀬哲也さんとは、2002年に初めて聴いて以来、HPでスケジュールを確認して、何度かジョン・レノンミュージアムにあるカフェでの演奏を観に行っていた。昨年、そのカフェでの演奏がなくなってしまい、約一年半ぶりになってしまった。

今回は初めて高円寺のALONEに足を運んだ。
この日は3ミュージシャンによる演奏。

まずは、江本祐介さん。
恋愛と自問自答の曲を披露。
ちょっと舌足らずなんだけれど、切ない気持ちが伝わってきます。
また、ハープの音は力強く吹いてくれました。

次に廣瀬哲也さん。
廣瀬さんの歌を聴くと真っ直ぐな気持ちになれる、そんな歌詞を力強く歌う。
歌を聴くと違う世界へ誘い、強い映像がイメージされる。
そして、曲を聴き終わるときには、悩みや不安を取り除いて、すがすがしさと明日への勇気を残してくれる感じがする。
この日歌った曲の中で、「ground zero」は秀逸。
9.11.のアメリカのテロについて歌った歌なのだけれど、自分の日常の風景とTVで見た情景がすっと頭の中に交錯しながら描かれてしまう歌詞。
こんな曲が作れる人ってなかなかいない。(歌詞は彼のHPに掲載されています。)
井上陽水も悔しがるだろうな。
その他、「月見ウサギ」、「嘘のない歌」を披露。
アコースティックギター一本で歌うスタイルなのだが、間奏でストロークだけ弾いていても曲が生きている。
ギルドのギターをかき鳴らす音は同じメーカーのギターを持っている私としてはすこぶる気持ちがよい。
(鬼頭つぐるさんもギルドなんですが、違ったスタイルです。)
ライブを終わったあと、出会ったときは学生だったことにまた驚き。
今度はバンド「テツヤムクン」を観に行こうと思う。

そして、トリは浦邉力さん。
芯の太い歌詞、曲、歌。
歌詞は非常にわかりやすく、暖かい余韻を心に残してくれる。
そして、ちょっとほくそえむことができるから、聴けば聴くほど味があります。
この日は「カシオペア」、「チューインガム」、「ジャスミン」、「GHJI」、「居心地」、「ドブガワ」、「今夜、僕は、君を、全部、ちゃんと、残さないで食べる」などを披露。
浦邉さんのストレートな主張には拍手を送りたくなる。
風貌はモヒカンで怖そうですが、歌詞と同じ非常に真っ当な人です。
不気味な世情に背を向けるんじゃなくて、真っ当に前に進みたくなる、そんなストレートな歌を聴かせてくれる、浦邉さん。
また一人、良きミュージシャンを見つけてしまった。

廣瀬さん、浦邉さん、共に下記HPにアクセスすると歌詞が見れます。
是非読んでみて欲しい。

廣瀬哲也氏のHPはこちら
浦邉力さんのHPはこちら
高円寺ALONEの公式HPはこちら


江本祐介(Vo,G)


廣瀬哲也(Vo,G)


浦邉 力(Vo,G)


音蔵ライブレポートのトップページへ

音楽&LIVEHOUSE情報ページ「音蔵(negura)」ホ−ムペ−ジに掲載されている
記事、写真等の無断転載を堅く禁じます。

Copyright(c) 1998- negura All rights reserved