<伊太地山伝兵衛 Live at 稲生座>

対バン:奥沢明雄

伊太地山伝兵衛(Vo,G)、石井康二(B)

奥沢明雄(Vo,G)

2006.9.28.(木) 伊太地山伝兵衛 Live at 稲生座
対バン:奥沢明雄

伊太地山伝兵衛さんが久しぶりに稲生座にやってきた。
最初に伝兵衛さんを観たのが稲生座。
小生にとっては感慨深い。
ということで行って来ました。

稲生座に着くと、伝兵衛さんにご挨拶。
扉を開けると、常連さんも既に集まっていた。
稲生座では珍しくビートルズが流れていました。
伝兵衛さんと石井さんはちょっとビートルズ談義。

それではまず、奥沢明雄さんから。
マーク・ベノのカバー曲「チェイシン・レインボーズ」から演奏。
アメリカン・フォークの森と風、木漏れ日を感じさせる歌声とギターのフレーズ。
その後、カバー曲を歌ってくれました。
作詞・作曲 春日博文さん、カルメン・マキさんのカバー「はこぶねの唄」。
作詞・作曲 今際の忌野 清志郎 さん、カルメン・マキさんのカバー「ムーンビーチの砂の上」。
そしてオリジナル曲、「グリーンボート」。タイトル名のライブハウスへの想いを歌った歌だけれど、ラブ・ソングです。
THE BEATLESの「WITHIN YOU WITHOUT YOU」。
佐藤博さんの「トムソーヤの日」ともう一曲。
最後にオリジナル曲、カルメン・マキさんに提供した「DANCER IN THE CITY」で終了。

音の長さまでしっかりと歌ってくれる奥沢さん。その歌声の酔いしれました(何気に声高いなぁ)。
アメリカンフォークが好きでないと、この声、歌い方はできないだろうなぁ。
そしてテイラーのギターで深みのある音色を爪弾くアメリカンフォーク。
カバー曲はどれも彼自身が出会ったミュージシャンの歌を演奏してくれます。
これが新鮮で、また良い曲なんだ。カルメン・マキさん、聴いてみようかなぁ。
(歌が良かったので曲名しっかり書いちゃった)


そして伊太地山伝兵衛さんの登場。
この日はベースの石井さんとのデュオです。
続けざま「満月が笑う」、 そのまま続けて 「Wesが聴こえる」、「灰色(曲名不明)」を披露。
そして「Moonlight, Starlight」を元歌詞で、「湘南RainyDays」とゆったりとした雰囲気の曲で進んでいく。
クロさんの作詞の素晴らしさもちょっと垣間見れました。
「いつものズブロッカ」でちょっと小気味良いリズムで体を揺らした後、「あと一杯」を演奏。
2番では石井さんがベースの演奏を放棄して東海林太郎の如く歌う。
そして、「次の音」。小生、この曲がだんだん自分に馴染んできた。
アンコールに昭和歌謡「カスバの女」、最後に「Hymn him nobody」で、この日のライブは終了。

この日は稲生座ということもあり、歌をしっかり聴かせる構成でした。
ベースの石井さんとも10年来ライブを中心に活動してきた息の合った演奏をじっくり聴けた一日になりました。
稲生座で演奏すると、音が稲生座になるんだよな。
感慨深く聴かせて頂きました。

9月に入り、来年1月26日、伝兵衛さん50才を迎えるにあたり、NHKホールにて記念ライブのチケットを手売りしています。
この4ヶ月ぐらいに100本近くライブをこなしながら、手売りで売っております。
ご自身で企画して、ファンの方たちの支援もあり、親交の深いミュージシャンを呼んで、なるべくいつもと同じライブハウスの雰囲気で行うそうです。(個人が企画してNHKホールで開催する事自体、NHKが驚いているらしい)
10数年ライブに足を運んできた小生としては、このイベント外すわけには行きません。
ということで、チケットを購入。チケットぴあ等でも購入できますが、やっぱり手売りだね。
チラシの出演ミュージシャンの紹介もお茶目ですよ。

少しでも興味を示す方がいらっしゃったら、是非一緒に祝いましょう。
(他人を祝うと幸せが返って来るそうな!!)

[伝兵衛50才記念ライブ]のご紹介はこちら(「音蔵」でのご紹介) ⇒
伊太地山伝兵衛さんの非公認ファンサイトはこちら(スケジュールが確認できます) ⇒
稲生座の公式HPはこちら
「音蔵」の稲生座の紹介ページはこちら


奥沢明雄




伊太地山伝兵衛



伊太地山伝兵衛(G,Vo)


石井康二(B)


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