XELVIS リアショック交換  

 

かなりボロくなってきた、ゼルビスのリアショック。  そろそろ交換しようと考え中。

どうせ交換するのであれば欲言って、リザーバータンク付きガスショックがかっこ良い。

そこで探してみると、CB400SF等に装備されるSHOWAのリアショック&XJRに装備されているオーリンズのショック。

どちらも捨て難い。。

値段と相談しまして、CB400SFの物に決定。  早速購入し取り付け作業開始!!

 

 

   

 

こちらが某オークションにて購入したリアショック。

多分CB400SF しかもVer S の物・・だと思う。

 

分解&手入れ

 

このままでも使用できるのだが、どうせならきれいにしてから取り付けましょう。。

 

 

 

分解したリアショック、ある程度、錆を落としてついでなので、スプリング塗装、

塗料は防錆効果、耐候性に優れる物を選んでみました。

 

他の安いラッカーと違い色の載りがバツグンに良い。  

色は赤にしようかとも思ったのだが、赤は多いので青にしました。 

 

本体もロッド以外はクリアーを塗装しています。

自作のスプリングコンプレッサーにて取り付け・・「完璧じゃわい!!」  では取り付けてみよう。

 

不具合いろいろ

  

  

      正規? 普通の取り付け                     逆取り付け

 

以前から調べていたので情報は入っていたのですが、ゼルビスにこのタイプのショックを取り付けるに

はいくつかの難点があります。 

 

☆標準取り付けでの不具合☆

右側は良いのですが、左側「チェーン側」のリアショックのスプリング部とチェーン部が干渉し、お互いに削りあいます。

 

 

★逆取り付け「タンク部が下」での不具合★

@ チェーン部は干渉することはありませんが、右側「ブレーキ側」のショックのタンク部が

     リアキャリパーとかなり近い状態になります。 現段階では干渉することはありません  が、

     ブレーキパッドが磨耗するにつれキャリパーがショック側に移動します。 

  そのためパッド残量によってはショックに干渉することになります。 

      油圧でタンクを横から押されてはさすがにSHOWAのショックも・・・・・

 

A リアグリップ? 「シート下両脇にあるフックつきのグリップ」 

   これにタンクが干渉しタンクの付け根が折れてしまうと言う報告がありました。 「とても恐ろしいです」

 

※  @で「チェーン部との干渉ありません」、とありますが、このショック「Ver S」の物はチェーンアジャスター部が

        かなり大きいため、チェーンが揺れると干渉する恐れがあります、そのくらい隙間が無いと言うことです。

 

 

どちらにしても微妙な不具合がある。 不具合解消方法としまして・・・自分なりに。 とにかくチェーンとの隙間を確保!!

 

@  リアスイングアームにスペーサーを挿入しチェーンと、スプロケットとの隙間の確保。

A  リアショック取り付けブラケット「スイングアーム側」をチェーンと干渉しない程度に外側に移設。 「カッティング&溶接です」

B  リアショックスプリングをチェーンに干渉しないように回して、スプリングの隙間とチェーンをあわせる。  

C  サンダーでスプリングを削る。

 

とりあえず@の方法を行うことにしました。  本当はAの方法が良かったのですが現在自宅に溶接機が無いこと、

スイングアームを外して職場にもって行き溶接するのはかなり困難&危険 

「大きな会社なので見つかったら首になっちゃうかも」 であるため断念。 

 

まーーそのうち溶接機を買おう。

 

B&Cはちょっと無理があります。

 

で、とりあえずスペーサーを入れて取り付けてみました。。

 

取り付けてみた

   

 

この時点で気が付いた人はかなりゼルビス通です、リアグリップをショックと干渉しないようにカット&溶接しています。

中央部を約25mmカットし溶接、後は取り付け穴が合うようにガスバーナーで焙りながら調整します。

後は問題のチェーン周り・・・・  

 

  

 

M16のステンレスワッシャーを入れました、厚さは大体1.5mm位です。 

これを入れることによりかなり隙間が出来ます。 後はスプリングを回してより干渉しにくいようにしよう。。

 

これで完成・・・・。。

 

走行テストしました、はじめは気が付かなかったのですが・・・たまーに「シャリシャり」 と・・・くチェーン部がこすれているような音。

帰ってみてみると、、「ぎゃーー」 ちょっとこすれていました。  せっかく塗装したスプリングが!! 2mm位剥げた!!!

 

 

   

 

 

 

 下から2番目のスプリングとかなり隙間が合ったので大丈夫と思っていたのに、

 実際に乗っているスプリングが沈むのと、上側チェーンが張るために

 若干停止状態より上側へ移動します。  

 その辺の影響で3番目のスプリングがチェーンが擦れてしまいました。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     追加作業としまして・・・・。。

 

スイングアーム部にもう一枚ワッシャーを追加し隙間を確保しました。

リアショックが沈んだのを想定しスプリング回し大作戦にて、よりこすらないように調整。

 

今度こそは大丈夫!!  だと思うのですが、これでだめだったら・・・・・・逆さで取り付けます。。  溶接機が欲しい。。

そのうち走行テストします。。

 

最後に・・・・

 

写真を見て思ったのですが、私の場合リアスプロケットが38Tと純正よりかなり小さい物になっています、

そのため標準のスプロケットでは隙間を確保するのはかなり困難かもしれません。  

         シール無しタイプのチェーンに変更するのもかなり有効かもしれませんね。。

スイングアーム部だけで隙間を取るというのも少し無理があり、あんまり広げすぎるとタイヤがセンターにこなくなります。 

またショックの下側だけ移動させるとショックの芯もずれてしまいます、上側も同じように位置をずらす必要があり、

上も一緒に動かすことによりより隙間を作ることが出来ます。

 

 

まーーそのうち、暇なときにやりましょう。  とりあえず乗れる状態になったし・・・。

 

 

標準装着されているゼルショック!!  捨てるつもりが、もったいなかったので手入れして塗装しました。

そのうちオークションにでも出そうかな・・・・。  

 

追加報告!!

今のところワッシャ−2枚であたることはないようです。。 

 

まーそのうち・・暇なときと言うことで、暇が出来ました。

 

前回はワッシャーを2枚「M16×2」で約4mm横にずらして終わりました。 

で今回はショックの下部だけでなく、上部も横にずらすことにしました。

  

 

上のワッシャーは後輪軸部に入れるスペーサー「3.5&4mm」 

 

下のものはショック上部を横にずらす際に取り付け部に出来る隙間を埋める物

ショック取り付け部の穴の中に入ります。 カラーですね。

 

早速入れてみた。

 

まず軸部に4mmを入れる予定でしたが、3.5mmでも大丈夫そうなので、3.5mmを入れました。

 

ショック上部の取り付け部に3.5mmのワッシャーを入れようと思ったのですが、軸部に使ってしまったので

上部には16mmのワッシャーを2枚入れ約3.8mm横にずらしました、

ずらした分ショック取り付け部の軸が短くなってしまうので内側へカラーを入れます。

 

 

上下ともにずらしたことで、かなりチェーンとスプリングの間に隙間が出来ました

ただタイヤのセンターがおそらく1.5mmくらいは横へずれていると思います。

 

乗った感じは特に違和感はありませんが、本当はショックの取り付けブラケットを外し、

外側へずらして溶接するのがベストです。  そのうち溶接機でも買おうかな。。

 

本当の 最後に・・・・

 

とりあえず当分はこの状態で行こうと思います。  乗り心地ですか??  乗り心地はGOODです。

ケツがダラダラせずにすっきりとまとまった感じです。 

 

リアタイヤが「スッ、スッ」と付いてきます、またダラダラとダンピングしませんし。

 

硬さは、純正と比べ2割り増し位の硬さだと思いますが、余り硬さは感じません

おそらく純正品より減衰特性に幅があるからだと思います。。

 

 

あーーそのうち車にエナペタルでも入れようかな??