試しましょう第2弾！

徹底比較！？　ほんとのところどうなの？？　蓄電池革命　eneloop

「全国5万4千人の蓄電池オタクにささげます。」

蓄電池？　充電式単三電池。

私はここ10年くらい充電式以外の単三電池を使用していない・・・テレビのリモコンくらいだろうか・・・

私が始めて充電式単三電池とであったのは今から約20年前である、第一次ミニ４駆ブームである。

あの頃の充電式単三電池と言えば、田○製のニッカド「1.2V・450mA」である。　

まだ急速充電器が普及していなかったので充電時間12時間ほど掛かり、一度遊んだら一晩寝かさなければならなかった。

その後充電器は多少高速の物が登場したが、あまり需要が無かったせいか、電池自体の性能はあまり上がることが無かった。

その後・・何年後だったか・・今から12年くらい前だと思います。　ニッケル水素単三電池が私の前に現れた！　

これはニッカドと比べて約2倍の容量があるという物でした。　確か私がはじめに買った物は「1.2V・1200mA」くらいあったと思う。

ニッケル水素電池はニッカドに比べすべての面で性能が高い訳ではない。

ニッカドに比べ容量は大きいが、ニッカドに比べ　急速充電、急速放電が出来ない。　

そのため電動RCの世界ではなかなか受け入れられなかったのだ。

その後、様々な電池が登場し各電池の性能競争が始まる。

蓄電池ではメモリー効果がほとんど無く、小型、大容量のリチウムイオン型

一次型電池では　単三型リチウム、オキシライド電池等・・

もしリチウムイオン電池の1セル電圧が1.2〜1.5Vであったら他の蓄電池は姿を消したかもしれませんね。

最近のニッケル水素電池の容量は2300〜2500mA まで上昇している。　

しかし使用していてすぐに無くなってしまう事は無いだろうか？？　大容量なのに？？？

ニッケル水素電池には欠点がある。

�@　自然放電が大きいく時間が経つにつれて中身が減ってしまう。

�A　メモリー効果により満タンまで充電出来ない

そこで登場したのが、自然放電が極めて少ない、ニッケル水素蓄電池　eneloop である。

実際のところどうなのか？？　　初めは信じていませんでした。　オカルトグッズでは無いのか？？

比較テスト

実際に従来の電池と比べどこまで自然放電が少なくなっているのか実験することにしました。

テスト内容。

使用期間がほぼ同じニッケル水素電池を使用し、満充電から約2ヶ月放置、放置後にどれだけ容量が残っているか測定。　　

使用回数3回程度、ほぼ新品状態　　　　　　　　使用回数2回、こちらもほとんど新品

某メーカーニッケル水素2300mAです。　　　　　　eneloop 容量は2000mAなんです。

テスト環境

　　　　　　放電容量測定君　　　　　　　　　　　　　　　　測定君

この2種類の電池をまずフル充電して、2ヶ月放置。　

その後に様々なデータを取ってみました。

テストは同じ物を2本使用し、放電テストは2セルにて測定を行いました。

容量はメーカー公称ほど出ていませんが、メモリー効果や充電器の仕様、測定器により若干左右されます。

2ヶ月放置したあとのデータです。

ここまで差が出るとは思いませんでした。　明らかに違います。

2ヶ月で一般的なニッケル水素電池が９０％近く放電しているのに対し、eneloopは５％位しか放電していません。

eneloopの充電直後と、2ヶ月放置後との容量比較グラフです。　さほど差がありませんね。

2セルにて測定していますので、電圧は2倍になっています。

こちらは一般的なニッケル水素電池の容量比較です。　

充電直後では大容量放電していますので、特に寿命では無いと思われます。

結果

まさに蓄電池革命です。　　　

迷わず買いましょう。　特にデジカメユーザーの方にはお奨めです。　

たまに使いたいときに自然放電により使用できなかったらショック大ですからね。

しかしeneloopもニッケル水素電池であり、メモリー効果による影響が出ます。　

そのため、使い切ってから充電するのも良いのですが、

リフレッシュ機能や、トリクル充電機能付きの充電器をお奨めします。