◆ 魔法反射の検証 ◆

 気になっていた魔法反射について検証してみました。あくまで個人的な検証というかお遊びなので、参考程度に。

■魔法反射について(基礎知識)
 魔法反射には単体魔法反射(プルスCなど)・マジックミラー(プラチナシールド)・カイト(リンカースキル)の3種類が存在しますが、大きく分けると単体魔法反射とマジックミラー&カイトの2つになります。それぞれ性質が異なりますが、原則として「反射成功率が存在する」「反射に成功するとダメージを受けない」「反射を反射で返す事ができる」「ノックバックや状態異常などの追加効果は反射できない(簡単に言うと、ダメージしか反射できない)」というのがあります。物理反射と比べると、成功率が存在するので安定はしないですが、成功時はダメージを受けずに済むので、使い方次第では攻撃面でも防御面でも遊びの幅が広がります。ちなみに、魔法判定であればMOB専用スキルも反射可能ですが、全種類検証したわけではないので、中には反射できない魔法とかもあるかもです。
 R化後で「どれだけ大きなダメージを反射しても、自身の最大体力分までしかダメージが出ない」ように仕様が変更されましたが、ベースLV依存で最大1.5倍(LAで3倍)まで緩和されます。


・R化後の一時期は、被ダメ20000以上のEQを反射しても最大体力分の10468ダメージしか反射できないように。しかしLAは変わらず有効なので、最大体力の2倍まで反射ダメージが出せます。多段系は1ヒットのダメージに上限が掛かるので、合計ダメージが最大体力を越えていても問題なく反射可能。

■単体魔法反射
 プルスC・キャットナインテイルCなどの単体魔法反射は、厳密には「地面設置系以外反射可能」です。グランドクロスやアースクエイクなどは見た目は地面設置系ですが、「自分を対象として発動するスキル」という扱いのようで、単体魔法反射で跳ね返ります。判断基準として、「発動時に地面に魔法陣が出ないものは反射できる」と思っていいかも。

 単体魔法反射は性質が単純で、基本的には受けた魔法をそっくりそのまま反射します。この場合、「反射したキャラが魔法を発動した」と考えればよく、反射時に反射するスキル名を発言します。が、アースクエイクは反射時にスキル名を発言しなかったので、一部例外があるようです(MOB専用スキルが怪しいかも。「Unknown-Skill」とも発言しません)。
 ダメージは反射された側の防御状態で変化し、LAやアスム・属性服などでダメージが増減します。当然ながら、反射する側が本来受けるはずだったダメージ、つまり反射する側の状態も有効なので、反射する側・される側の両方にLAが掛かっていると、最終的に4倍のダメージになったりします。が、ある意味これが致命的な問題点で、大抵は火属性MOBが火属性魔法、闇属性MOBが闇属性魔法などのように自身の属性と同じ魔法を使ってくるため、反射しても属性相性でダメージが激減・無効化されてしまうので、まともに使えるのはカトリ・亀将軍・船長など極一部のみです。
 ダメージ以外の部分も単純で、反射する側は黒蛇王帽子などの魔法発動時に有効なオートスペル、反射される側は魔法被弾時に有効なオートスペルが発動します。
 逆に通常の魔法攻撃時と異なる部分としては、「反射される側のMDEFを無視する」「反射する側の攻撃状態は乗らない(AMP・魂・サフラなど。効果は消費せずに残る)」「単体魔法反射で反射された魔法をさらに単体魔法反射で反射する事はできない(っぽい)」があります。MDEFを貫通するので、鬼のようなMDEFを貫通して属性での軽減もされない上にLAでダメージを2倍にできるカトリが、単体魔法反射を一番楽しめる相手かも。変わりに、魂状態などが乗らないので、ダブル魂で25倍HLは残念ながら無理。


・左が通常の反射、右がHWに水服を着せての反射。ダメージが426→142に軽減。


・左が反射する側で黒蛇王帽子発動、右が反射された側でミスリルマジックマント発動。

■マジックミラーとカイト
 マジックミラーとカイトは細かい違いはありますが、だいたい同じ物なので纏めて。単体魔法反射と比べると、地面設置系魔法も反射できるのが解りやすい差ですが、それ以外の部分も異なるのでほぼ別物です。
 マジックミラー・カイトは物理反射の性質に近く、反射ダメージにLAや属性などの補正が掛からないので、ダメージの増減は反射する側の状態でのみ有効になります(反射する側のLAや属性補正は掛かりますが、状態異常などの追加効果、AMPや魂状態などが乗らないのは単体魔法反射と同じ)。
 反射ダメージは無属性の物理判定に変換されるので、当然ながら反射された魔法をさらに反射する事はできないです。反射ダメージにオートスペルが乗るのは単体魔法反射と同じですが、物理判定に変化しているので攻撃時・被弾時共に発動するのは物理反応のものになります。属性も無属性に変化しているので、単体魔法反射では属性相性で軽減・無効化される相手にも反射ダメージが通るように。ですが状態異常は乗らないので、反射ダメージの性質は物理反射とまったく同じ物かも。
 LAや(反射される側の)属性補正が掛からないので反射ダメージでは単体魔法反射に劣りますが、無属性に変換されるため安定して反射ダメージが通るので、汎用性はこちらの方が圧倒的に上。
 あと余談ですが、基本的に設置系魔法を反射した場合はエフェクトまでは反射しませんが、なぜかSGだけ反射する側を中心にSGのエフェクトが発生します。あくまでエフェクトが発生するだけでSGを撃っているわけではないので、多段ヒットもしないしエフェクト範囲外でも反射ダメージは入りますが、1ヒット反射ごとにSGのエフェクトが発生するため、アンフロ服を着て複数回反射するとエフェクトが重複して真っ白になります。


・ちょっと解りづらいですが、風4属性で水属性攻撃無効のペクソジンに反射したWBがヒット。


・上が反射時に物理反応の呪われた手が発動。下は反射ダメージの被弾で物理反応のたれ慰めが発動し、さらにそのGXを反射してゲイズティCが発動。


・大魔法(範囲魔法)でも同じように反射時&反射被弾時にオートスペルが発動。


・カイトも同じ。左が魔法反射で物理反応のカーサC・ゲイズティCが発動。右が魔法反射の被弾で物理反応のパンクCが発動。

■2段魔法反射
 基本的に、魔法反射で跳ね返された魔法をさらに魔法反射で跳ね返す事はできないです。マジックミラー・カイトに関しては、物理判定に変化して魔法判定ではなくなるため、根本的に反射不能になります。
 が、「単体魔法反射で跳ね返された魔法をマジックミラー・カイトでさらに跳ね返す事のみ可能」で、最初の反射が単体魔法反射のため、攻撃側・被弾側両方のLAや属性などの増減条件を計算したダメージを被弾側が受けます。この場合、途中経過を飛ばして最終結果しか表示されないので、2段反射が発生すると普通に魔法を喰らっただけのように見えますが、ダメージの増減や追加効果の有無(ノックバックや状態異常など)で見分ける事ができます。


・上が普通に魔法を当てた時、下が2段反射が発生した時。HWが風服を着ているのでダメージが478→103に減少し、追加効果のノックバックが乗らないのでHPの位置も異なります。

■そんなわけで
 魔法反射についてはこんな感じです。同じ魔法反射でも単体魔法反射とマジックミラーで性質が違っていたり、なぜか魔法判定が物理判定に変換されたりと特殊な部分がありますが、それ故に奥の深い面白いシステムでもあります。Gvなど対人では普通に戦術として用いられるので面白味はないですが、狩りで使うとなかなか味わい深いので楽しいです(=゚ω゚)ノ


・2人とも水服+LA状態でJT(風属性攻撃)を反射すると、ダメージが12.25倍とかに。ここからレジポやアムムト靴でさらに上昇。