東大寺南大門

東大寺南大門は、752年に創建された東大寺の正門で、創建時の門は平家の南都焼き討ちで焼失した。
現在の門(国宝)は、鎌倉時代1203年に重源上人が宋の技術を導入して作らせたものである。
入母屋造、本瓦葺で、18本の太い柱を多くの横木が貫通する大仏様(天竺様)という構造で作られている。
この門の中には、東西相対して阿吽一対の金剛力士像(国宝)が安置されている。
阿形は843cm、吽形は836cmの高さの巨大な木造仏で、3000もの部材を組み合わせた寄木造りの工法でつくられている。
胎内の納入経などから、鎌倉時代の運慶、快慶ら4人の仏師により、2か月余りの驚異的なスピードで制作されたことが確認された。
近鉄奈良駅から市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車、徒歩5分。(Y.N)



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