岸和田だんじり会館

岸和田だんじり祭

岸和田だんじり会館は、大阪府岸和田市本町にある岸和田だんじり祭の歴史やだんじりの特色などを展示する博物館である。
岸和田祭は、岸和田だんじり祭ともいわれ、敬老の日(9月第3月曜日)直前の土、日曜日に行われている。
1703年に岸和田藩主岡部長泰が、京都の伏見稲荷を岸和田城内に勧請し、五穀豊穣を感謝する稲荷祭を行ったのが、祭の始まりといわれている。
江戸時代は、岸和田城内の三の丸稲荷社と神明社に宮入りしていたが、現在は、岸城神社と岸和田天神宮、弥栄神社に分かれて宮入りしている。
だんじりが、各町ごとに揃いの法被姿の人々に曳かれて辻々を回る「やりまわし」は圧巻で、多くの見物人が訪れる。
かつての城下町の風情を取り入れただんじり会館は、1993年に建てられたもので、最新の映像と音響による再現で、祭そのものが体験できるよう工夫されている。
また、300年以上にわたり連綿と受け継がれてきた祭の資料が展示され、祭とまちの人々の活力が感じられる施設である。
南海電鉄南海線岸和田駅から徒歩13分、蛸地蔵駅から徒歩7分。(Y.N)



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