法善寺(水かけ不動尊)

法善寺は、大阪市中央区難波にある浄土宗の寺院である。
本尊は、阿弥陀如来で、1637年に創建された。
「水かけ不動」の名で親しまれているのは、西向き不動明王である。
そもそもはお供え物を持ち合わせていなかった参拝客が、思わず水をかけて手を合わせたのが始まりだと伝えられている。
不動明王は、右手に剣を持ち、左手に縄を持っておられるが、水かけ不動さんは、たくさんの人が水をかけて願いをかけてきたため、苔につつまれ緑色になっている。
すぐ南側に、大阪を代表する作家、織田作之助の「夫婦善哉」に登場する店がある。
法善寺は、千日念仏が行われた寺ということから、古くから「千日寺」の通称で呼ばれ、「千日寺の前」という意味で、このあたりの地名を「千日前」と呼ぶようになった。
大阪市営地下鉄なんば駅下車徒歩10分。(Y.N)