2008年8月放送のNHK番組「神になった日本人」で紹介された藤原鎌足を祭る神社である。奈良県の桜井市に位置する。
神社周辺の山や谷は多武峰と呼ばれ、山上へ進んでいくと、大化の改新以前に中大兄皇子、藤原鎌足らが、密談をした「談い山(かたらいやま)」がありしばし当時の様子を回想する。
その奥を進んでいくと、「藤原鎌足公墓所」で手を合せる。墓の周りを歩くと橿原の町を一望できる。ここまで上ってきた人にだけあたえられたご褒美。
山を下りてくる頃にはちょうどお腹がすいてくる。神社を出て右へ行くとなにやら古めかしい食事どころに出くわす。釜飯の大きなのぼりに誘われ食事どころ中に入る。
誰もいないが下駄箱には沢山の靴が見える。少し恐る恐る「すみませ〜ん」と大声をはりあげる。どうやら二人で食事どころをまかなっている。
中にはいると沢山の席が用意され釜飯もすぐに温められるようにセットされている。
釜飯とおでんとおうどんと果物のセットのみであったが、あったかい釜飯、ただの味のうすいうどんなのだが、ゆずの香りがきいてとてもおいしい。
窓からはもみじも見えいっそう昼の食事のひと時に花を咲かせて大満足した。(T.N)