賀名生皇居跡

賀名生皇居跡は、奈良県五條市西吉野町賀名生にある史跡である。
1336年足利尊氏に京都を追われた後醍醐天皇は、当地の郷士堀家に滞在したのち、吉野山に向かった。
1348年には堀家の背後丘陵に黒木御所を建て、後村上、長慶、後亀山天皇が行宮とした。
堀家住宅(国重文)周辺一帯は、賀名生の里歴史公園として整備されている。
堀家住宅は、門、主屋共に茅葺の建物で、室町時代の創建である。
門には、天誅組総裁の吉村寅太郎の筆になる「皇居」の扁額がかけられている。
堀家住宅は、現在住居として使用されているため、春秋に事前に往復はがきで申し込めば、見学ができる。
御所跡には石碑が建てられ、そのすぐ西にこの地で死んだ北畠親房の墓所がある。
JR和歌山線五条駅から奈良交通バス「賀名生和田北口」下車すぐ。来訪者用の無料駐車場がある。(Y.N)



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