はじめに



企画
  
1.概要 以前は違法係留が多かったが日本各地に公営マリーナが普及したが電気、
水道、トイレもない。まして上架設備がなく係留保管の場合は船底掃除
もままならないのが現実である。
そこであまり例のないセーリングクルーザー用の浮き船台を検討する。
2.企画の留意点●30FT以下の顧客が購入できる価格は100万円以下。
●製造元がアフターサービスが可能な限定的な地域販売が望ましい。
●完成重量2200kgで計算
●製造原価は30万円程度
●フロートは4個のフレームとする。
●フロート単体の基本寸法はL=6000、B=700、D=700
●浮上時の船底掃除の作業性を考慮する。
●オプションとして前後にL=1000のセグメントを追加可能にする。
●センターボートはフロートを約30°傾斜しクリアする。
●フロートの浮力調整はタンク上部のエア抜きで海水を導入排水は電動ブロア
による。ブロアの圧力は500mmaq程度なのでフロートの深さは50cmとする。
●船底注排水バルブの操作に留意する。(電磁バルブが良い)
●フロートは圧力容器なので製造組立てでは空気密の確認が重要。
3.製造原価、販売価格 FRPフロートの製造原価はせいぜい20〜30万円程度にし、船体支持架台や
電動ブロアーなどは資料を提供し購入者が別注可能として価格調整をする。
4.プロトタイプ 基本設計を1ヶ月程度で終了し、試作は3ヶ月程度。