2010年ハートレー彗星。 |
なかはら@ほーむ |
2010年ハートレー彗星 (103P/Hartley) |
ハートレー彗星(103P/Hartley)は、1986年3月にハートレー氏が発見した彗星だ。約6.5年周期で太陽系を公転しいる。今回は地球と太陽の両方に接近するので、明るくなると期待されているが、10月5日時点では、5cm双眼鏡でも存在を見つけるのは難しかった。地球にもっとも接近するのは10月21日、太陽にもっとも接近するのは10月28日。以下に紹介する写真は、Cannon EOS X2 と EF135mm F2.8 望遠レンズで絞り開放にする撮影条件は同じにして、日毎の変化を捉えようとした試みである。残念ながら、毎日正確に同じ時間での撮影はできなかったが、それ以外の画像処理も同じにしている |
10月5日 カシオペア座の二重星団と並んで撮影できたが、135mmの画角で同一視野に納まった。この彗星は、緑色ではっきりした尾は殆ど無い。光害のためココで撮影した写真だけ写っていないのかと疑ったが、ネットで他の人が写した写真をみても、同様にコマだけの姿なので、本当に尾が無いということだろう。 |
10月6日 カシオペア座の二重星団にかなり近づいてきた。彗星自体は目立った変化はみられない。空が明るかったので、おそらく薄雲がかかっていたのだろう。 |
10月7日 二重星団と隣接している。この三日間で彗星自体は目立った変化はみられない。変化があったと言えば毎日同じ撮影条件で撮ってみると背景となっている空の色や濃さがこれ程違っているということだろう。 |
2010/10/5 21:42 |
2010/10/6 20:05 |
2010/10/7 23:13 |
10月8日 二重星団の脇を通過している。この日も、雲の切れ間で撮影できたのは幸運だった。彗星自体の目立った変化はみられない。 10月9日、10日 雨天のため観測休止。 |
2010/10/8 22:25 |
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2010/10/11 02:47 |
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10月11日 午前3時前に撮影した。彗星は少し明るくなっているようだ。おそらく、5等級代だと思われる。9日は雨で、10日も朝からずっと雨だったので、とても観測できるとは思えなかった。取り貯めていた画像の整理をしていて、もう寝ようと思ったところ外を見るとほぼ快晴だった。すぐに準備して撮影したが、数枚撮影した後また、すぐに曇ってしまった。またも幸運な一瞬を逃さず撮影できてよかった。 |
2010/10/18 00:08 |
10月18日 午前0時に撮影した。久しぶりに見えた彗星はもうぎょしゃ座近くまで移動していた。空にガスがかかっているようで、5cm7倍の双眼鏡でもやっと見える程度だ。 |
2010/10/18 21:45 |
135mm F2.8 30s |
135mm F2.8 85s |
135mm F2.8 85s |
135mm F2.8 85s |
135mm F2.8 85s |
135mm F2.8 85s |
135mm F2.8 85s |
10月19日 月明かりで写真の被りもひどい。位置を双眼鏡で確認しても5cm双眼鏡でも存在が殆どわからない。20cmで彗星のコマで明るい部分がわかる程度だ。 |
2010/10/18 00:08 |
10月9日、10日 雨天のため観測休止。 |
2010/10/18 21:45 |
2010/10/19 22:29 |
135mm F2.8 30s |
10月18日 本日2度目は21時に撮影した。85秒露出では完全に被るため、30秒露出とした。5cm7倍の双眼鏡でも彗星が確認できないのは月明かりのためだろう。 |