EM200の自動導入化改造

USDのパネルと内部のモーターを、新商品(シリアル番号2番)のモーターと交換してもらった。

取り付け方法は、NS企画のHPで公開されているが、私は機械工作が得意ではないので、購入先の「アストロショップAU」さんで改造をしていただいた。

2011.11.10

 

DOG NS5000

長年使ってきたUSDパネルの写真である。

パネルを取り付けている4隅のネジは私が外し、パネルを取り外すことがモータ交換作業の初めである。(ここのパネルを外す作業だけ私自身が行った)

パネルをあけると見えるのが、オリジナルのモータである。このモーターでも自動導入は可能なのだが、より性能がよいNS企画で新規に開発したEM200用のモータと交換した。

モータの交換作業は本体を取り付けプラスドライバー一本ですべて可能なのだが、ギヤのかみ合わせ作業は、手馴れているアストロショップの人でも30分くらいかかった。

取り付けは簡単そうに見えるが、ギヤのかみ合わせの調整はかなり難しい。間違ってネジを内部に落としたりしたら、すべて分解する羽目になるため、信頼できるショップに頼んだ方が無難である。

NS5000には、RS232Cケーブルと、6芯のモジュラーケーブルが必要である。

パソコンとの接続には、RS232Cケーブル(ストレート)を使う。USBシリアル変換を挟んで使うことも可能である。

オートガイドには、6芯のモジュラーケーブルで接続する。

今回の改造によって自動導入が可能になった。製図ソフトから導入を支持すると、望遠鏡が勝手に天体を視野内に導入してくれる。局軸があっている状態で、EOSX3の写野内に天体は導入できるのは格段に使い勝手がよい。