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![]() ![]() 2.加工 NO 03.加工時の温度による穴径の変化 アルミ鋳物の穴径(φ62)が加工温度でどように変化するか調べました。 1. 被削材の材質 AC2A 2. ワークの形状 かなり凹凸のあるカバーで大きさは300×400×200位、肉厚は3~6ミリ位あるアルミ砂鋳物です。BBの入る穴が数カ所あります。 3. 条件 1)場内空調方式 パッケージ式エアコン=2台 壁と屋根は2重構造(保温性良好?)。 2)使用温度計 温度測定にはデジタル温度計使用(誤差1.5度補正する)。 3)各温度の信頼性 ±0.5度位だと思います。 4)穴径測定時の温度 製品・鋼のブロックゲージ・シリンダーゲージ共20度C±0.5度の部屋に12時間放置後測定。 5)シリンダーゲージの読み取り精度 ダイヤルは最小読み取り値0.001を使用。読み取り精度は±0.001位だと思います。 6)使用したツールの実加工寸法 被削材等の関連温度20度Cでの加工確認が出来ないので不明。 7)使用した切削液 油性 8)データ数 3台 4.比較グラフ
5.結果 当たり前ですけど加工温度の違いにより同じツールを使用しても実際の穴径は変化します。 ちなみにワークの温度記録は有りませんが寒い時と熱い時に加工した製品の寸法の最小はφ62.000で最大φ62.027でした。 とう訳で室温の変化が加工される材料の温度に影響を与え加工寸法に影響を与えますのでなるべく温度変化の少ない環境にした方が安定して品質を得る方法だと思います。 ※実際は穴位置にも影響しますね。
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