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4.皆さんの質問と回答4
QA 266 溶接加工の一般公差

1148.溶接加工の一般公差

名前:杉崎 貴介 日付:2013/4/23(火) 19:34

はじめまして。株式会社渡兼という金属加工会社で品質保証部をさせていただいております、杉崎と申します。今回メールをさせていただいたのは、金属加工における削りの普通公差ではなく、溶接加工における普通公差を知りたくてメールさせていただきました。JISにそのような「溶接加工における普通公差」というのは存在するのでしょうか?存在するのなら、削り加工とは普通許容公差は違うのでしょうか?

 



1149.Re: 溶接加工の一般公差

名前:なつお 日付:2013/4/24(水) 20:33

杉崎 貴介さん こんばんは

溶接加工というと製缶関係でしょうか。

知りえる範囲ですが、たぶん溶接加工用の普通公差はないと思います。

以下、製図-寸法及び公差の記入方法-第一部:一般原則(JIS Z 8317-1:2008)から抜粋

1 適用範囲
 この規格は、全ての工業分野での製図に用いる寸法及び公差記入方法の一般原則について規定する。
★この規格は、「全ての工業分野」との前提になっています。
寸法記入法に関するルール、特殊なルール及び詳細事項については、土木の分野では、JIS A 0101、建築の分野では、JIS A 0150、機械の分野では、JIS B 0001がある。
****
***
6 公差記入要素
6.1 一般事項
 -公差域クラスの記号(JIS B 0401-1参照)
*****
***
なおJIS B 0405及びJIS B 0419によって普通公差を図面に示す場合には、そのことを表題欄又はその付近に記入する。
******
***

とあります。

このことから、もし溶接加工の普通公差が必要でしたら、、JIS B 405に等級がありますので、溶接加工の加工精度に合わせた等級を選んでもよろしいかと思います。

また自社で規格を作るのも手だと思います。




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