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1.皆さんの質問と回答1
QA 005(C面&R取り加工時X*Y座標の求め方について)

18.C面&R面取り加工時のX*Y座標の求め方について

名前:KHK-RMC3    日付:9月16日(木) 15時46分


初めてメールをします。早速ですが、質問です。70角の材料の端面に
R20の面取りをしたのですが、切り始めときり終わりが17~18mmの所になってしまいました。径補正を使いG02でエンドミルの側面切削で加工しましたが、これって普通なのでしょうか?又、C8以上の面取り加工で切り始めのX*Y座標の求め方(工具径Dとして)は、あるのでしょうか?宜しくお願いします。当社で、MCは8台ありますが、今まで拠りどころがなかったので、この質問箱の存在に感謝して今後バシバシ、メールさせて頂きます。敬礼!!!



19.Re: C面&R面取り加工時のX*Y座標の求め方について

名前:なつお    日付:9月16日(木) 23時40分

KHK-RMC3 さん こんばんは

>R20の面取りをしたのですが、切り始めときり終わりが17~18mmの所になってしまいました。
 70角の角にR20をつける為、G02を使ってエンドミルの側面
加工加工したのだけれど、加工始まりの側の面と加工終わり側面につ
いたR部の長さが、本来20でなければいけないのに17~18ミリ
になったという事ですね。

期待に反した原因として考えれられるのが
半径の補正量に誤差があった(実際の半径より大きく設定されていた)
事が考えられます。
一度加工に使用したエンドミルの外径を外側マイクロメータで確認をして見てください。
新品でも2枚刃ですと0.01~0.02位マイナスに製作されていますし、使用しているうちに磨耗してきますので、刃径が小さかったかもしれません。

>径補正を使いG02でエンドミルの側面切削で加工しましたが、これって普通なのでしょうか?
 立てMCの場合で、使用するエンドミルの直径・機械の剛性にもよりますが、Z方向の切り込みがあまり多くないようでしたら、通常の作業だと思います。
※極端に長い場合は凹Rになっている面取りカッターを使うと思います。

>又、C8以上の面取り加工で切り始めのX*Y座標の求め方(工具径Dとして)は、あるのでしょうか?
 ご存知かと思いますが、C8は45度の面取りを意味しますので、2面とも端面から8ミリ取れていればいいですね。C10の場合も同様でこのようになります。
また角度が45度以外の場合このような三角関数を使うという手もあります。
※計算する回数がおおければ安価な座標専用の計算機もあります。

ps 回答が思惑と違うようでしたら、またお書き込みください。

20.Re.R面取り加工時の工具の逃がし量について

 

名前:KHK-RMC3    日付:9月17日(金) 15時19分

早速ご回答頂きまして大変有難う御座いました。なつおさんの思惑通りというか、私の言葉が足りなかったですね。C8以下の面取りはc面カッターを使用していますが、それ以上の面取りではエンドミルを使います。その時いつも悩むのが、工具の逃がし量というか転移量なんです。例えばC10面取りをする時、手前かどを基準にすると、X10Y0からX0Y-10に行けばいいわけなんですが、実際に工具をつけると工具分だけ逃がすようになり、その計算が悩みの種なんです。径補正を使う方が早いのでしょうか?普段はC面取りでは、径補正はつかわないのですが、、、径補正をつかう場合の座標はX20Y10~X-10Y-20(D=10mm)でいいのでしょうか?

 



21.Re: Re.R面取り加工時の工具の逃がし量について

名前:なつお    日付:9月17日(金) 21時55分

KHK-RMC3 こんばんは

ごめんなさい、勘違いしたようですm(__)m

>例えばC10面取りをする時、手前かどを基準にすると、X10Y0からX0Y-10に行けばいいわけなんですが、
 このような感じですね。エンドミルの半径で計算しなけれ
ばいけないので大変かと思います。

>径補正を使う方が早いのでしょうか?
 作業が楽だと思うし、研削された寸法の半端なエンドミルも使えますので、経済的だとも思います。

>普段はC面取りでは、径補正はつかわないのですが、、、
 今回のように、NCでプレートの角に面取りする場合は殆どの方が使っていると思いますよ。
※面取りだけの加工でしたら、プレートを45度傾けて加工しているか もしれませんが・・・。

>径補正をつかう場合の座標はX20Y10~X-10Y-20(D=10mm)でいいのでしょうか?
 このようにすれば計算も楽で早いのですが、
右下から左上へ上がってから左下へ移動しますので、Y軸の切り替え点でちょっとだけ段が付くと思います(付かない場合もあると思いますが)。
この段は荒と仕上げ分けて行っても残ると思います。見た目にも綺麗にしたい場合は、軸移動が反転しないように(計算回数が増えますが)このようにX・Y軸とも一定方向にだけ動かしたほうが綺麗に仕上がりますね。

今度は期待とあいますでしょうか。



22.Re: Re.R面取り加工時の工具の逃がし量について

名前:なつお    日付:9月17日(金) 22時51分

イラストの説明追加です。
黄色の○印右上がスタートアップ点で左下がキャンセルポイントになります。
赤の○印はX・Y軸の加工原点です。

ps キャンセルポイントでは工具が食い込まないように十分逃がしてくださいね。

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