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Q&A
4-5/5 その他
Q34 JIS(日本工業規格)に強制力はありますか?。
A 
JIS規格に原則強制力はありませんが、国の立法手続きによりつくられた法律に基づいて、生産活動や人間の行動が管理される根拠を与えられる為に引用された場合は、強制法規になり、それに違反した場合は罰則が科せれたり、不利益処分をうける等の強制力が発動されますので注意して下さい。

Q35 「まるS」って何ですか?
 ASMEのY14.5の幾何公差にある(あった?)記号で、Regardless of Feature Size(RFS)と言う事らしいです。記号は丸の中にSが入っています。
右記の技術の森・幾何公差の付加記号・用語と定義・用語と説明をみてもいまいち理解できませんので、正しくは図面を描かれた設計者の方にご質問する事をお勧めします。

Q36 数値の丸め方式を寸法の許容限界値に当てはめてもいいでしょうか。
A
 特に指示無い場合はいけないと思います。
製品の幾何特性仕様(GPS)-製品及び測定装置の測定による検査-第一部:仕様に対する合否判定基準(JIS B 0641-1:2001)
には、
1.適用範囲
********
-製品の仕様(通常は許容限界で与えられる)、及び**
*************
3.3 許容限界
特性の許容される上限、及び/又は下限として定めた値。

とありますので、許容限界から外れた場合、数値の丸め処理は適用されないと解釈します。
例  呼び寸法と許容差=10±0.1(10.1~9.9)
   測定具=最小読み取り0.01のマイクロメータ
   測定値=10.12 ☆これを丸めるて10.1にしてはいけない。

Q37 表面性状とはどういう状態をいいますか、
A 切削加工面は、幾何学的特性をもっていないといけません。大ざっぱにいうと幾何学的に規則的である微細な凹凸の表面をいいます。
人にもよりますが、見た目綺麗・汚いとは、この幾何学的模様の有無に左右されます。

※ 製品の幾何特性仕様(GPS)-表面性状の図示方法(JIS B 0031:2003)の3.定義 参照。

Q38 残業時間に制限はありますか。
 俗にいう36協定で上限の制限があります。
  1週間については15時間
  2週間については27時間
  4週間については43時間
  1ヶ月については45時間
  2ヶ月については81時間
  3ヶ月については120時間
  1年間については360時間
この時間を超えて残業させるとペナルティがあります。
尚この36協定は、昭和22年に制定されました。昭和57年に1か月45時間と定められましたがあくまで目安時間でした。平成10年にはこの目安が撤廃されて現在に至ります。

Q39 複数本あるねじゲージで、めねじを検査したら、ゲージ①では通止めOK、ゲージ②では、通NG(入らない)、止めOKと別
  れた場合、どちらのゲージを優先するべきでしょうか。

A
 JISでは上記の場合、どちらも校正され、規格に入っているゲージであるなら、ゲージ①でOKになっているので、そのねじ穴の有
 効径は許容差内と判断してもよいとなっています。
  ただ、校正されているゲージでも次の校正のときNGになると、そのゲージを使った製品をさかのぼり、どの時点から規格外になっ
 たか過去をさかのぼり調べる(決りがある場合)などの手間が発生する事もあります。ISO 9000を取得している場合は、ゲージ①を
 臨時的に校正して、摩耗具合を確かめたほうが宜しいかと思います。
 ちなみに例ですが、M10P1.5-6H(有効径=9.026)のゲージは、通(GP)の摩耗限界許容差は5.5μm 製作公差は+17.5+6.5μm
 となっています。

Q40 ランダム式ツールマガジンへの大径ツール挿入はどうすればよいですか。
A
 一例としては、大径ツールは、メーカさんが決めた工具番号になるように設定し、その両隣が未使用ポットになるように設定します。こうする事により、大径ツールは大径の工具NOを設定したポットに返されるようになります。
※メーカさん取説などを参考にして下さい。
 NCプログラムでも工夫すれば自動運転が可能ですが、ヒューマンエラーを考えるとメーカさんの決り毎で運転されたほうが宜しいかと思います。

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