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昔話(トンボネット)010-1/4
00402 92/11/06 国際見本市見て聞いて歩き NO7

★NC旋盤による ミニFMS?★
 NC旋盤を2台並べ、ワークの素材供給から3次元検査までを一つのラインにしたシステムです。

通常作業者が立つ所を、ロボットが往来していました。見ていますとそのロボットは、素材をつかみ、まず1台目のNC旋盤のチャックから加工後のワークを取り、次加工用の素材をチャックにくわえさせ、外したワークを隣のNC旋盤に持って行き、反対側の加工をさせる。
そうして加工完成品を右端に設置してある、3次元測定器に持って行きそこで加工品の検査をし、要望寸法か確認する。
  
※チャック毎交換出来れば、NC旋盤による多品種少量生産が出来るね。
    
★MCによるミニFMS★
 1台のMCに省スペース型の立てパレット(10パレ?)を取付けた機械です。

立てMCの左には、立て型のパレットマガジン、機械上部にはTOOLマガジン、テーブルは横向きについているので切粉の処理が良い、これぞ省スペースFMS。
(たしかツ*ミさんにもありましたね)
  
※ウーンほんとに無人工場が身近になってきましたね、でもその管理等は柔軟な判断をする人間がするんですね。

★MCで簡単に出来る、簡易?ワーク自動交換装置(*研)★
 これは某*研さんが、自社の加工工場で長年(4~5年位)使用していたものを製品化したものです。
簡単に説明しますと、NCテーブルに数本のワークストックがあり、そのテーブルをMC(NC)の指令で回し、必要なワークを交換位置に持って来ます。
主軸には通常のツールマガジンから、特殊な爪のついたTOOLを主軸に装着し、その爪と各移動軸を利用して、テーブル上のワーククランプ装置(加工用)と、NCテーブルのワークストックとを、往来出来るようにしたシステムだそうです。
 
少なくても、ワークストックの交換位置と、ワーククランプ装置(加工用)がX、Y軸のストローク内でないと使用出来ません。

※これはカタログがブースに1枚しか有りませんでしのでなんですが、私はこのメーカーさんの工場で、実際に使用している、ほぼ同じ方式の交換装置をみましたので、充分使えると確信がもてます。(カタログが手元にありませんので説明が悪く 御免なさい)
日本語もおかしいよ、はい。

★MCによるATC可能な多軸ヘッド(*研)★
 これは機械の主軸に着く刃物を増やす為の多軸ヘッドですね。

こういう多軸は以前からありましたが、軸間の距離が最小で20ミリ前後でした、今回の製品はこの軸間が世界最小の6.35ミリのもの迄製作出来るとの事です、そして!は最高回転数2万5千回転!。
(条件の詳細が分からないのが残念)

高速型多軸ヘッドのものは1個のヘッドに20軸まで可能との事。
    
※エンドミルを取りつけられるMC用の多軸ってないのかなー。

☆(**)のメーカー名の記入が無いものは、見ては来たものの、カタログも無くメーカー名を忘れた為です、再度ごめんなさい。

00403 92/11/06 国際見本市見て聞いて歩き NO8
 ふと 考えました
これからの工作機械は・・・  どうなるんでしょう・・・・?

まず考えられる事は

1、 高速化
 いまでは主軸回転1万回転以上のものを出しているMCメーカーは結構ありますね、そしてその内容は、希望回転数迄の短時間の立ち上がり、低速時でのトルクアップ、停止指令による主軸停止までの時間短縮、主軸径にもよりますが、2万~4万回転仕様MCの主軸量産?効果による低価格化(4~5年前と比べた場合です)。

そして被削材はアルミニュウムのような軟質金属は当然として、最近では鋳鉄や鉄系材料の高速、高能率加工等々が刃物の改善等により、従来以上の高速切削加工が出来るようになりつつあります。

主軸回転の高速化と並んで、高速送り駆動系の改善を忘れてはなりません、トータルの高速加工に対する配慮があって初めて安定した高速加工が出来ると思います。

※今回の見本市で4万回転仕様を展示してあるブースへ行き質問しました、この主軸の保証期間はどの位ですか?とそうしましたら
以前は1,500時間位でしたが、「今は3,000時間です」と、いうお答えが帰ってきました。
 
2、高精度化
 現状の工作機械で実現しえる精度は普通の工作機械で0.1~0.01ミリ、精密工作機械で1ミクロン、超精密工作機械で0.1~0.01ミクロン程度といわれています。
工作機械の加工精度を向上させる為には、静的な精度を向上させるだけでなく、加工中に作用する切削力や、自重による誤差、あるいは熱による誤差をいかに防ぎ、保証するかが重要になるかと思います、その為には工作機械の静的、動的剛性の確保、熱剛性の向上は不可欠です、と同時にこれを予測し、補正する為の制御技術の高度化も必要になって来ます。
     
 ※今回も機械の下半身に当たる、基礎、設置方法または固定方法等々、また環境(温度湿度等)に関してのテーマ、説明はなかったですね、派手な部分ではないので、アピールしても目につかないのかなー。

3、多機能化
 加工能率、加工精度の観点からは、1回の段取りで最終工程まで加工出来る事が理想ですね、追求すると、1度加工作物を取りつければ、ターニング、ミーリング、研削、出来たらそれに熱処理、検査等が段取り替えなしで行えればどんなに素晴らしいでしょう。
でも何処かに無理がある、精度の点で不利になるし、金額的にも相当高価になるかと思います。

※ ターニングセンターを使ってみたいなー。
  
 等々がさらに進化すると思います。

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