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2.NCコードの説明
N06  G90・G91・G92・G52(2/2)

G92(ワーク座標系の変更)
 これは現在位置を任意の位置に変更出来るというものです。
例えれば下図-3の場合で説明しますと
注 1.XY平面(G17)のみ考えます。
  2.G90を使います
 
ポイント eに主軸がいる時にG92 X80. Y-25.と指令しますと cだった0点が d に移動し、以降 を0点として移動命令に従います。
プログラム例
N001   G90X280.152.Y55. (G92で変更前の移動指令)
N002  G92 X80.Y-25. (G92で新座標設定)
                 ※変更前のX200.152Y80.に0点設定。
N003  X-100.152 Y0  (新ワーク座標系での移動命令になり、移動結果として主軸はfに移動します)
備考
 一般的に、G54系が現れる前に機械と加工原点の関連性を持たせる為に使用したかと思います。

G52(ローカル座標系)
 これは現在使用中のワー座標系(G54~G59)の原点を任意に変更して新しい加工原点を設定するコードです。例えば
G52X125.Y80.と指令しますと下図のように新しい加工原点が設定され、以降変更あるまで維持されます。
 
                     (図ー4 加工原点移動)
     元の座標に戻す場合はG52X0Y0と指令します。

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