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2.NCコードの説明
N0 02 G02・G03(3/3)

G00・G01・G02・G03・G17・G18・G19の復習

 ここではG00・G01・G02・G03のおさらいをします。

G00→その機械の最も速い速度でポイントからポイントへ移動させます。
☆G01→ポイントからポイントへ直線移動させる事が出来る。
☆G02→ポイントからポイントへ右回り円弧で移動させる事が出来る。
☆G03→ポイントからポイントへ左回り円弧で移動させる事が出来る。
注 1、☆ 印は移動速さ(F○○)の指定も出来ます。

ではここで空も飛べる船で移動経路を作ってみましょう。

航路は 浜松→ハワイ→東京→仙台→室蘭→奥尻島→富山→金沢→名古屋→五島列島→沖縄→浜松という事とにします。
 
     では旅に出ましょう。 


1. 座標原点は海面と東京のポイントP3が交わった所を原点(0)とし、各数値はだいたいとしますので悪しからず。
2. 始発点をX-50.Y-30.Z0とします(P1)
3. 平面指定は電源投入時のG17指定とします。
4. 単位はすべてミリとします。
5. 位置指令方法はG90とします。

作成したプログラム(下表)

NO

プ ロ グ ラ ム

内     容

 G00X300.Y-300.  始発点P1からからP2へ早送りで移動します。

 G01X0Y0F2000.

 P2から切削直線補間速度F2000.でP3へ移動する。
(送り速度は変更される迄有効)

 G03X40.Y250.R130.

 P3からP4へ反時計方向の円弧補間(F2000.)
で移動する。

 G01X0Y400.

 P4から切削直線補間でP5へ移動する。

 G18

 北海道を円弧で跨ぐ為に平面変換をする。(G17から
G18へ切り替えて上空を通ります)

 G02X-100.Z0R100.

 P5から時計回り円弧でP6へ移動します。

 G17

 G18からG17へ平面指定を戻します。

 G00X-90.Y80.

 P6から早送り直線補間でP7へ移動します。

 G03X-150.Y20.R-120.

 P7から反時計方向でP8のポイントへ180度を超える
半径150.で移動します。

10

 G19

 G17平面からG19(YZ平面)へ指定変更します。

11

 G03Z0Y-100.R60.

 P8から白山を越えるように反時計方向の弧150.で
P9へ移動します。

12

 G17

 G19平面からG17平面へ戻します。

13

 G01X-500.Y-90.

 P9から切削直線補間でP10へ移動します

14

 G00X-400.Y-400

 P10から早送り直線補間ででP11へ移動します。

15

 G01X-50.Y-30.F500.

 P11から切削直線補間で送り速度F500.へ変更して
P1へ移動します。

というように P1で終わりです。
どうです、G00・G01・G02・G03・G17・G18・G19のだいたい使い方が見えてきましたか、この7つのGコードはNCの基本的な動きを指令するのに必要です。

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