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2.NCコードの説明
N0 02 G02・G03(2/3)

レベル 4

 おっと忘れていました。レベル1の筆頭に時計の回転方向を表現するのに条件がありましたね。
覚えていますか?・・・。
そうです、『時計を正面にみて』の条件をつけましたね。
どうして条件を付けたと思います、実は裏側からみるとまるっきし反対になるからです。
同じようにG02とG03にも見る方向が決まっているのです。
今までの説明は使用頻度が多いG17(XY平面)でした(下図参照)。
 
以外にも下図のようにZX平面とYZ平面があります。
    
参考
 上記の3面(XY・ZX・YZ面)個々の状態での円弧移動指令する方法の違いは現在地と目的地、ようは場所の違いだけです(平面指定が違うとNCは理解しませんよ)。
※ ここから右手直交座標系を思い出しながら考えて下さい。

 上図3面に右回りの円弧があるとすると全て残った軸のプラスからマイナス方向をみている事に気がつきませんか?。
そうです、円弧の方向を見る場合は残った軸のプラス側に立ってマイナスを見ているものとして回転方向を決めていいます。

例えば  G18(ZX面)平面では。
 
  注 R(円弧)R50.とします

     従って    
      1) Z0X0
      2) G02Z0X90.R50.ですね(残ったY軸のプラスから見ている)

      となります。        

レベル 5
 IとJそしてK(移動始点から円弧中心までの距離をG91で指令する)
ここではRのかわりに円弧指令の出来るI・J・Kを説明します。
     例えば
 
  IJでの円弧指令は

    1) X0Y0                 始発点
    2) G02X25.Y93.302I0J50. 始発点 1) から円弧の中心(X0Y50.)の距離
                          をI0J50.で指定し、終点X25.Y93.302へ
                          円弧移動させる。

    となります。
    それから XYZとIJKの関係は

       X方向→I
       Y方向→J
       Z方向→K  となります。(平面変換したら気を付けて下さいね)

    ではR指定とIJKの違いはなんでしょうか?。
    R----→円弧の大きさを指定する。
    I・J・K→円弧の中心を、現在値からインクレメンタルで指定する となります。       

    ※360度のRを指定する時は下図のように円の中心を指定すればいいです。
 

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