1.用語集
NO 04 た行 (3/3)
テーパの規格
工作機械などのテーパ
・モールステーパ(MT):テーパ=およそ1/20
・ナショナルテーパ(NT):テーパ=約7/24
・ブラウンシャープ(BS):テーパ=約1/24
・ジャコプステーパ(JT):テーパ=1/12.26~20.28(0~5番)
・ジャーノテーパ(JT):テーパ=1/20.63~25(No2~20)
・メートルテーパ:テーパ=1/12
デバッグ(試し加工)
前準備した物が期待するものと一致しているかの確認作業をいいます。言い換えると100%間違い無ければ試し加工せず本加工に入っても宜しいです。ここでいう期待とは図面要望を満足するかになります(下表参照)。
NO
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要素
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ツール
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寸法
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期待値
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セット値
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期待値になる確率
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1
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ボーリング
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径の4倍程度の長さのボーリングバー
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80
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+0.02 -0
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+0.015
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少ない
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2
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ドリル穴
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16標準ドリル
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16
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±0.2
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16.0ドリル
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高い
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3
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ネジ穴
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スパイラルタップ
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M10*P1.5
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深さ25±0.5
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25.0
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条件にもよる
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上表でほぼ期待できるのはNO2のドリル径だけで後は期待値から外れると解釈し試し加工→確認作業が必要になります。
※ ドリル穴は試し加工を必要しないと言っている訳ではありませんので注意です。
dmN値
軸受け転動体の(ベアリング)中心ピッチ径(mm)と回転数(min)の積で高速化の指標。
ちなみに潤滑方式は、dmN値50万前後迄がグリース潤滑で、100万は噴射式を採用するのが一般的のようです。
※近年はグリース潤滑でも200万を超えるのも出ています。
転削工具
工作物を固定し、工具を回転させて使用する工具、回転工具ともいう。
電解研削盤
砥石と工作物間に電解液をかけ直流電流を通しながら研削する研削盤。
この事により工作物が電解し、同時に砥石で電解生成物質を取り除くので、超硬合金や加工性の悪い材料でも能率よく加工することが出来る。
と
ドウェル
指令された時間だけ次のブロックの動作に移るのを遅らせる機能。
例 G04X2.0(2秒)
同期タッピング
タップ作業において、主軸回転角と送り量との比率常に一定になるように制御する機能
ドライラン
マシンプログラムのチェックなどを目的に、数値制御工作機械の制御軸を移動させずにプログラムを実行させること。
ドレン
機械や装置の中で発生し、凝固した水で、これを排出する弁をドレンコックと言う。
例
エアーコンプレッサーで、圧縮時に発生する水を抜く事を「ドレンを抜く」と言う。
トレーサビリティ
トレーサビリティとはトレース(追跡)とアビリティ(可能性)の合成語で、追跡可能性の事を言います。
※ISO9000シリーズでよく使われます。
取り付け具
ワークが切削力に耐えて動かないようにテーブルに固定する道具。
汎用と専用等があり、汎用はTナット・スタッドボルト・六角ナット等を使い、専用は個々のワーク毎の形状に合わせて特別に作ります。

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