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幾何公差
8.公差記入枠等の記載例 

 図番号  イラスト  説  明
 図1    穴φ30は許容差 +0.021/0とし、その穴の中心線の位置度は、データムA(第1優先)B(第2優先)から理論的に正確な位置にあるφ0.08の円筒公差域内にいなければならない。

かつ、φ30穴の軸線をデータムGとする。
 図2    この穴の軸線をデータムFとする。
 図3     穴φ30H7は許容差を+0.021/0とし、その穴の中心線はデータムA(第1優先)とB(第2優先)から理論的に正確な位置にあるφ0.1の円筒公差域内にいなければならない。

※JISでは、公差記入枠の周りに適用する個数や大きさ形状、品質などを指示する事が出来る事になっています。

あくまで出来る事になっているということなので、左図のように以外の場所に誰が見ても情報が分かるように記載されていてもよろしいです。
 図4    穴φ30(+0.021/0)の中心線はデータムA(第1優先)とB(第2優先)から理論的に正確な位置にあるφ0.04の円筒公差域内になければならない。
 図5  
 この面はデータムAとBを結ぶ軸線に対して直角度を0.05以内とし、またその面の平面度は0.03以内とする。かつ、この面をデータムFとする。
 図6    穴の中心線はデータムA(第1優先)とB(第2優先)から理論的に正確な位置にあるφ0.08の円筒公差域内になければならない。
 図7     公差記入枠は左側に置いてもかまいません。
意味は図6と同じになります。
 図8     断面図等で穴が傾いている場合でも上記のように公差記入枠を平行に置きます。

意味は図6と同じになります。
 図9     公差記入枠と同様データムが傾いている場合でもデータム枠は平行に置きます。

意味は図2と同じになります。
 図10  
※図10の説明  共通公差CZは平面部だけでなく、穴等へも使える。
             これは5つの壁に明いているφ10H7の穴中心線に同一の公差域を示す円筒を一つのみとみなし、
             中心線がφ0.02の円筒公差域内になければならない。
             ※データムが無いので、壁5つに明いている真直度だけを規制している。

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