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幾何公差
6.-4/6 幾何公差Q&A 
1) 特定の長さに対する指示に制限はないのですか
   左図は、実在する長さより短い長さを指示しています。
   左図は実在する直線距離より長いので、JIS的にはNGの表現になります。
 ※ 平面度及び直角度等に使用する場合もご注意ください。

2) 複数の公差指示に矛盾がありますが。
 
 真直度がMAX 0.10に入っていても、平行度が0.06に入らないので矛盾が生じる。
この場合、平行度を優先するなら、真直度は0.06未満にして下さると悩まなくて済みます。

通常このような場合、設計者に聞くのもなんですので、公差の厳しいほうで加工するのが普通だと思います。


3) 平行度は平面度も規制するのですか。
 平行度は、対象とする表面を平行二平面の間隔で規制しているので、自動的に表面の平面度も要求していることになります。
 ただし公差記入枠の周囲に「線の要素」、あるいは「LE」等の特記ある場合は、面でなく線の要素になるのでご注意下さい。
 

4)最大及び最小実体公差の基準寸法は公差のどちら側になりますか。
 下図のように、各々の最大及び最小実体状態が基準になります。
   部品の体積が最大となるのが最大実体状態、
   体積が最小となるのが最小実体状態といいます。

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