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![]() ![]() 幾何公差 3.16 最小実体公差方式(まるL) 最小実体公差方式(LMR)は、対象とする形体がその最小実体状態(LMC)から離れるときに、指示した幾何公差を増加させることができる。つまり、体積が最小の状態から、増える方向になると、俗に言われるボーナス公差が付加され加算されるというものです。 最小実体公差方式(LMR)は、穴等の周囲の厚さや、リブのボス等一定以上の厚みを確保するときに有効です。 1.用語解説 1.1 最小実体状態(LMC) 形体のどこにおいても、その形体の実体が最小となるような許容限界寸法、例えば、最大の穴径、最小の軸径をもつ形体の 状態 1.2 最小実体寸法(LMS) 形体の最小実体状態を決める寸法 2. 最小実体状態(LMC)とは。 軸は許容される最小寸法で、穴は許容される最大寸法で最小実体状態になります。
※1. 最小実体公差方式と最大実体公差方式の実体状態は、体積の最小、最大が真逆になりますからご注意下さい。
※ 穴がφ24.9(MMC)の場合、25.1-24.9で0.2小さくなるので、位置度はφ0.4にφ0.2加算されφ0.6になる。
※穴径φ24.9では、部品の体積が最大となり、最小肉厚17.25も確保されます。
※ 最小幅(厚さ)確保に使えるます。
c) 公差線図
※穴が35.2(MMC)の場合、35.2-34.8でφ0.4大きいので、同軸度はφ0.4に0.4加算されφ0.8 になります。
※軸径35.2は体積が最大になるので最大実体状態(MMC)になります。
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