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幾何公差
3.8 直角度(右側定義と解釈参照)   
1)図示例と検証方法例
ア、角物の場合
その1
 

その2
円柱にダイヤルゲージを馬乗りさせ、このようにして任意の高さの面を測り、その最大差を直角度とする。
 

その3
数値化は難しいですが、スコヤでも出来ます。

イ、穴がデータムで傾きある穴の場合
データムAにマンドレルを挿入し、定盤と平行にすると同時に、イケールと直角になるように置く。測定すべき穴にも隙間のないマンドレルを入れ、上下を測定したときの最大差を直角度とする。
 

ウ、円筒の場合
回転テーブルに測定物を置き、回転テーブルと円筒部の一端の回転軸線を合わせ、所要の数の断面でテーブルを1回転回して、読みの最大差の半分を直角度とする。
 

2)図示例と公差領域例
ア、角物の場合
 
上図の解釈例
 

イ、円筒の場合
 

3)備考
・平面に対する真直度は2直線の間でしたが、直角度は2平面の間になります。
・測定は3次元測定機が一番簡単かと思います。

 公差域の定義
 公差の示す数値の前に記号φがついている場合には、この公差域は、データム平面に垂直な直径 t の円筒の中の領域である。
 

図示例とその解釈
 指示線の矢で示す円筒の軸線は、データム平面Bに垂直な直径0.01㎜の円筒内になければならない。
 

公差域の定義2
 公差の示す数値の前に記号φがついていない場合
 

指示方法及び定義
 実際の円筒の軸線は、0.01だけ離れ、データム平面Bに直角かつ
指示線の矢の方向の平行二平面の間になければならない。
 
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