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![]() ![]() 10.-2/2 JIS B 0001:2019 11 寸法記入方法:11.7 穴の寸法の表し方 d) ざぐり又は深座ぐりの表し方は、ざぐりを付ける穴の直径を示す寸法の前に、ざぐりを示す記号“★”に続けてざぐりの数値を記入する(図166及び図167参照)。 なお、一般に平面を確保するために鋳造品、鍛造品などの表面を削り取る程度の場合でも、その深さを指示する。この場合(ざぐり深さが浅いとき)には、そのざぐり形状は省略してもよい(図166参照)。また、深ざぐりの底の位置を反対側の面からの寸法を規制する必要がある場合には、その寸法線を指示する[図167 c)参照]。
e) 皿ざぐりの表し方は、皿穴の直径を示す寸法の次に、皿ざぐり穴を示す記号“★”に続けて、「皿ざぐり穴の入り口の直径の数値を記入する(図168参照)。皿ざぐり穴の深さの数値を規制する要求がある場合には、皿ざぐり穴の開き角及び皿ざぐり穴の深さを数値を記入する(図169参照)。 皿ざぐり穴が円形形状で描かれている図形に皿ざぐり穴を指示する場合には、内側又は外側の円形形状から引出線を引出し、参照線の上側に皿ざぐり穴を示す記号“★”に続けて、皿穴の入り口の直径の数値を記入する[図170のa)及びb)参照]又は“★”の上に円筒穴の直径の数値を、“★”に続けて皿穴の入り口の直径の数値を記入する[図170 c)参照]。 なお、図170 c)に対して、皿ざぐり記号を使用しない図示例を図170 d)に示す。
皿ざぐりの簡略図示は、皿ざぐり穴が表れている図形に対して、皿ざぐり穴の入り口の直径及び皿ざぐり穴の開き角を寸法線の上側又はその延長線上に“×”を挟んで記入する(図171参照)。
f) 長円の穴は、穴の機能又は加工方法に応じた寸法の記入方法を次のいずれかによって指示する。 1) 長円の穴の長さ及び幅[図172 a)参照]。この場合、両側の形体は、円弧であることを示すために“(R)”と指示する。 2) 平行二平面の形体の長さ及び幅[図172 b)参照]。この場合、両側の形体は、円弧であることを示すために“(R)”と指示する。 3) 工具の回転軸線の移動距離及び工具径[図172 c)参照]。この場合、工具径の指示は1か所とする。
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