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![]() ![]() 8.-1/3 JIS B 0001:2019 11 寸法記入方法:11.4 寸法数値 11.5 寸法の配置 11.4 寸法数値 寸法数値は、次によって指示する。 a) 長さの寸法数値は、通常はミリメートルの単位で記入し、単位記号は付けない。 b) 角度寸法の数値は、一般に度の単位で記入し、必要がある場合には、分及び秒を併用してもよい。度、分、及び秒を表すには、数字の右肩にそれぞれ単位記号“°”、“′”、“″”を記入する。 例1 90°、22.5°、6°21′5″(又は6°21′05″)、8°0′12″(又は8°00′12″)、3′21″角度寸法の数値をラジアンの単位で記入する場合には、その単位記号“rad”を記入する。 例2 0.52rad、π/3 rad c) 寸法数値の小数点は、下の点とし、数字の間を適切にあけて、その中間に大きめに書く。また、寸法数値の行数が多い場合でもコンマは付けない。 例 123.25 12.00 22320 注記 ISO規格では、小数点に“,”(コンマ)を使用している。 d) 寸法記入は、累進寸法記入法(11.5.3参照)の場合を除き、次による。 1) 寸法数値は、水平方向の寸法線に対しては図面の下辺から、垂直方向の寸法線に対しては図面の右辺から読めるように指示する(図111参照)。斜め方向の寸法線上の数値は、図112の向きに記入する。角度寸法の数値は、図113の向きに記入する。 2) 寸法線を中断しないで寸法数値を記入する場合には、寸法線に沿ってその上側に僅かに離して寸法線のほぼ中央に記入する。また、寸法数値を記載するスペースが確保できない場合に限り、寸法線を中断し、中断した部分寸法数値を記入する。このとき中断する部分は、一般に寸法線のほぼ中央とする[図111 c)参照]。寸法線を中断する記入例と、中断しない記入例とは、できる限り一つの図面内で混用しないほうがよい。
3) 寸法数値は、垂直線に対して左上から右下に向かい約30°以下の角度でなす範囲には、寸法の記入を避ける[例えば、図114 a)のハッチング部]。ただし、図形の関係で記入しなければならない場合には、その場所に応じて、紛らわしくないように記入する[図114のb)及びc)参照]。
e) 寸法数を表す一連の数字は、図面に描いた線で分割されない位置に指示するのがよい[図115 a)参照]。 f) 寸法数値は、図面に描いた線に重ねて記入してはならない。ただし、やむを得ない場合には、引き出し線と参照線とを用いて記入する[図115 b)参照]。
g) 寸法数値は、寸法線の交わらない箇所に記入する(図116参照)。
h) 寸法補助線を引いて記入する直径の寸法が対称中心線の方向に幾つも並ぶ場合には、各寸法線はなるべく同じ間隔に引き、小さい寸法を内側に、大きい寸法を外側にして寸法数値をそろえて記入するのがよい[図117 a)参照]。また、紙面の都合で寸法線の間隔が狭い場合には、寸法数値を対称中心線の両側に交互に記入してもよい[図117 b)参照]。
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