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6.-6/10 JIS B 0001:2019 10  図形の表し方
10.2.7 多数の断面図による図示
 多数の断面図による図示は、次による。
a) 複雑な形状の対象物を表す場合には、必要に応じて多数の断面図を描いてもよい(図51及び図52参照)。
 
 図51-多数の断面による例

b) 一連の断面図は、寸法の記入及び断面の理解に便利なように、投影向きを合わせて描くのがよい。
 この場合には、切断線の延長線上(図52参照)又は主中心線上(図53参照)に配置するのがよい。
 
 図52-切断線の延長線上に断面図を置く例

 
 図53-主中心線上に断面図を置く例

c) 対象物の形状が徐々に変化する場合には、多数の断面によって表してもよい(図54参照)。
 
 図54-徐々に変化する多数の断面の例

10.2.8 薄肉部の断面図
 ガスケット、薄板、形鋼などで、切り口が薄い場合には、次によって表してもよい。
a) 断面の切り口を黒く塗り潰す[図55のa)及びb)参照]。
b) 実際の寸法にかかわらず、1本の極太の実践で表す[図55のc)及びd)参照]。
 なお、いずれの場合にも、これらの切り口が隣接しているとき、それを表す図形の間(他の部分を表す図形との間も含む。)に、僅かな隙間をあける。ただし、この隙間は、0.7mm以上とする。
 
 図55-薄肉部の断面図の例


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6.-6/10 JIS B 0001:2019 10  図形の表し方
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