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6.-5/10 JIS B 0001:2019 10  図形の表し方
10.2.6 組み合わせによる断面図
 二つ以上の切断面による断面図を組み合わせて行う断面図示は、次による。
 なお、この場合、必要に応じて断面を見る方向を示す矢印及びラテン文字の大文字の文字記号を付ける(図45参照)。
a) 対称形又はこれに近い形の対象物の場合には、対称の中心線を境にして、その片側を投影面に平行に切断し、他の側を投影面とある角度をもって切断してもよい。この場合、後者の切断面は、その角度だけ投影面の方に回転移動して図示する(図45及び図46参照)。

 
 図45-回転移動した断面図示例1

 
 図46-回転移動した断面図示例2

b) 断面図は、平行な二つの平面で切断した断面図の必要部分だけを合成して示してもよい。この場合、切断線によって切断して位置を示し、組み合わせによる断面図であることを示すために、二つの切断線を任意の位置でつなぐ(図47参照)。

 
 図47-必要部分を合成した断面図示例

c) 曲管などの断面を表す場合には、その曲管の中心線に沿って切断し、そのまま投影してもよい(図48参照)。
 
  図48-曲管の組み合わせによる断面図示例

d) 断面図は、必要に応じて、a)~c)の方法の組み合わせて表してもよい(図49及び図50参照)。
 
 図49-複数の方法を組み合わせた断面図示例1

 
 図50-複数の方法を組み合わせた断面図示例2


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