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1.-1/2 JIS B 0001:2019 1.適用範囲 2 引用規格 3 用語及び定義  4 一般機械
1 適用範囲
この規格は、JIS Z 8310に基づき、機械工業の分野で使用する、主として部品図及び組立図の製図について規定する。
 なお、この規格に規定していない事項は、JIS Z 8310及びそれぞれ別の規定に規定する日本工業規格を参照する。

2 引用規格
次に掲げる規格は、この規格に引用されることによって、この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は、その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0021 製品の幾何特性仕様(GPS)-幾何公差表示方式-形状、姿勢、位置及び振れの公差表示方式
JIS B 0026 製図-寸法及び公差の表示方式-非剛性部品
JISB B 0028 製品の幾何特性仕様(GPS)-寸法及び公差の表示方式-円すい
JIS B 0031 製品の幾何特性仕様(GPS)-表面性状の図示方法
JIS B 0405 普通公差-第1部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差
JIS B 0419 普通公差-第2部:個々に公差の指示がない形体に対する幾何公差
JIS B 0420-1 製品の幾何特性仕様(GPS)-寸法の公差表示方式-第1部:長さに関わるサイズ
JIS B 0601 製品の幾何特性仕様(GPS)-表面性状:輪郭曲線方式-用語、定義及び表面性状パラメータ
JIS B 0672-1 製品の幾何特性仕様(GPS)-形体-第1部:一般用語及び定義
JIS B 0681-2 製品の幾何特性仕様(GPS)-表面性状:三次元-第2部:用語、定義及び表面性状パラメータ
JIS Z 3021 溶接記号
JIS Z 8114 製図-製図用語
JIS Z 8310 製図総則
JIS Z8311 製図-製図用紙のサイズ及び図面の様式
JIS Z 8312 製図-表示の一般原則-線の基本原則
JIS Z 8314 製図-尺度
JIS Z 8315-3 製図-投影法-第3部:軸測投影
JISZ 8 315-4 製図-投影法-第4部:透視投影
JIS Z 8317-1 製図-寸法及び公差の記入方法-第1部:一般原則
JIS Z 8318 製品の技術文章情報(TPD)-長さ寸法及び角度寸法限界の指示方法
JIS Z 8321 製図-表示の一般原則-CADによる線
ISO 14405-2 Geometrical product specifications(GPS)-Dimensional tolerancing-Part 2:Dimensions other other than linear angular of angular sizes
ISO 14405-3、 Geometrical product specifications(GPS)-Dimensional tolerancing-Part 3:Angular sizes

3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は、JIS Z 8114によるほか、次による。
注記 長さに関わる[長さの単位(mm)をもつ]“寸法”には、“サイズ”及び“距離”の2種類がある。この規格で使う前者の“サイズ”とは、サイズ形体の大きさ、すなわち、円・円筒の直径、相対する平行二平面の幅などのことであり、サイズ公差による規制が可能である。後者の“距離”には、例えば、穴の中心間距離、段差の距離などがあり、幾何公差による規制が可能である。JIS B 0401-1、JIS B 0420-1、ISO 14405-2及びISO 14405-3を参照。

3.1 
最小二乗サイズ
 サイズ形体表面を測定して得た多くの測定点を、最小二乗法で演算処理して得られるサイズ。
 注記 長さに関わるサイズについては、JIS B 0420-1を参照。

3.2 
粗材寸法
 鋳放し寸法、熱間圧延鋼板の板厚、磨き丸棒の直径など、対象物の最初の幾何形状を示す寸法。

3.3
工具サイズ
 ドリル径、リーマ径、フライスカッタ径、カッタ幅など、部品を加工するときの工具のサイズを示す寸法(図1参照)。
 
 図1-使用する工具サイズの指示例

3.4
角度サイズ
 形体の実体から得られた二つの平面は直線のなす角度。
注記1 斜めに公差するような穴の軸線同士の角度は含まない。
注記2 角度に関するサイズについては、ISO 14404-3を参照。

3.5
コントロール半径
直線部と半径曲線部との接続部が滑らかにつながり、最大許容半径と最小許容半径との間(二つの曲線に囲まれる領域)に輪郭が存在するように規制する半径(図2参照及び図139参照)。
 注記 コントロール半径を示すために、寸法補助記号“CR”を用いる(表7参照)。
 
 図2-コントロール半径



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