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![]() ![]() ![]() ![]() 技術の森回答 29-1/2 Q (ワーク座標系00は何につかいますか。) A ワーク座標(G54~G59)入力画面ですね。 その画面には、00~06迄あるかと思いますが、01から06はG54~G59に該当しますね。 00は何ためにあるのかは分りませんが、そこに数値が入ると全ワーク座標系に影響を与えるようです。 入力できないようにできるかどうかはわかりませんが、うちではワーク座標系をG10(データ設定)で入力していますので、 G90 G10L2P0X0Y0Z0(00のすべてを0に設定) G10L2P1X***Y***Z***(01のG54設定) というように必ず0になるようにしています。 Q (放射線測定値の単位) A 1シーベルトの千分の一が1ミリシーベルト、1ミリシーベルトの千分の一が1マイクロシーベルトです。 ブラウン管のテレビを見ていますと年間10マイクロシーベルト(0.01ミリシーベルト)被曝するようです。 安全とされる値は 年間で20mSv(時間あたりに換算すれば約2.28μSv/h) これを考慮すれば安全とされますが、以外に医療・自然界から被爆を受けますので、必要以外近寄らないほうが宜しいかと思います。 Q (きさげでいうツボあたりとは。) A 坪当たりとは、1インチ平方内の黒当たり(赤あたりとは違います)の数をいい、多いほど精度が高い事にという事です。 大河出版発行の技能ブックス7 手仕上げのベテランに詳しく載っています。 Q (加工面に模様が入ります。) A もしかして「あやめ」というものでしょうか?。 あやめ模様の正体 Q (BT工具の2面当たりとはどういうものですか。) A 私の知る限り(記憶)ですが、最初のBTタイプ2面拘束云々はツールの剛性アップを目的していたと思います。方法は後からツールの接触面に座金を張り付けるというものです。 Q (穴に軸が入らない。) A ゲージ及び現物が入らないようですが、実際の穴径はいくつでしょうか、数値がわかる測定具(深穴用の3点マイクロメータ・小径のシリンダーゲージ等)で図ってみてください。もし穴が多角形になっているようでしたら、 A 多分回転が速いと思います。ロングタイプで偶数の切れ刃を持つ刃物を使うとビビリが発生しやすく正規寸法のリーマでも最小径が小さくなります。※多分見た目薄っすらと立てに筋がついていると思います。 この場合周速10m位でやってみてください。回転当たり送りは現状でもいいと思います。 それでも改善されないようでしたら、リーマの2番がこすれるように又は切れ刃をハンドラッパでつぶして切れにくくしてください。これで多くの場合改善されると思いますが、切れ刃をつぶしていますので肌が悪くなり、刃物寿命も縮まりますのでご注意ください。 A 多角形になっていないなら現状でいいと思います。 参考までにお聞きしますが、問題のFC200は焼鈍してあるのでしょうか。焼鈍なされていないと刃物の磨耗進行度合いが速い、また厳しい精度ですと寸法が安定しない場合があります。 それから使用されているリーマ径に対して加工結果の径はどうなっていますでしょうか。念のためですが、呼び径の寸法(ブロックゲージ等)に基準合わせしたマイクロメータでリーマの外径、同じくその穴径と同じリングゲージに合わせた3点マイクロメータで計ってみてください。こうすれば正確にいくら縮小しているのかわかります。 出来ましたら、その穴を実際に同じ刃物・条件で加工、その途中で停止(非常停止)させ、リーマをそのままで残すようにチャック等を緩め、手パ等でZ軸を下げてから、手でリーマ回してみます(プライヤー等で回す)。あまり力を入れなくても切削方向に廻るか確認してください。軽く回るようでしたらそれほど絞まっていないので理屈に合わなくなります。もしあまりも重いようでしたら、締りがきつくリーマ径に対して穴が縮小していると考えられます。 ※手で抜くときは仕上げた穴に傷が付かないように十分注意してください。 軽く回る場合また重い場合、リーマ径と穴径の測定してみてください。 リーマの切れ味と径によりますが、正常なら2から数ミクロンは小さくなると思います。 穴計が17等大きい場合は縮小量0.02ももしかしたらありえるかも知れません。 ★加工途中の非常停止と復帰について。 十分な経験がない場合はやらないください。やる場合でも十分安全を確保されてから自己責任でお願いします。 A バニシングリーマだと期待寸法になるようですので、たぶん素材が原因ではないですね。 A 0.04は考えにくいですね。 A ハンドリーマはロー付けの超硬ですよね。それで0.04仕上げるのにしては重い・・・。 中国製のリーマですが、逃げ(2番)がこすれているということはないですね。それからリーマ後の肌ですが、どんな感じでしょう、たとえば黒光りしているとか、通常の切削面のように灰色?だとか・・・。 A いつも必要時は迷わず非常停止していますが、Y軸が下がったと感じたことがありません。メーカさん分かりませんがY軸が下がってきても正常なのでしょうか。 なんでしたら同じ条件でボール盤(あるいはラジアルボール盤)で試めされたらいかがでしょう。 A 直径を測るときに最大径を示す所が切れ刃部なら2番は当たっていないと思います。もしこれが(φ17.015)逃げ面でしたらこすれていると重います。ダイヤルゲージ等でも最大振れをみれば分かるかと思います。 A ※以下は想像も入ります。 これが気になりますね。黒は光の反射が少ない訳ですので、表面の金属組織が荒れていると思います。なぜ荒れるかですが、無理やり塑性変形されているので、表面組織が刃物回転方向に倒れるようになり、加工効果もおきていると考えられます。
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