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![]() ![]() ![]() ![]() 技術の森回答 27-2/2 Q (平行度の解釈の仕方。) A 平行度はある基準線に対して100ミリにつき0.02でいいと思います。 平面度の0.02/100は私も意味がわかりません。通常は全体の平面度を指定し、その範囲でも□100又はφ100でいくつと指定すると思います。 0.02/□100の□又はφを忘れているかも知れませんね。 Q (エンドミルのビビり。) A エンドミル加工で真円が満足できるけどビビルが問題というのであれば シャチさんが言われるように 先端部だけ残してあとは逃がせばビビリを減らす事が出来ます。 例えば先端部外周刃を4ミリ残してそこからシャンク側をグラインダーでφ0.5程度落として逃がします。 Zの切り込みを3ミリ程度でして補正かけ円弧補間で加工します。それでもビビルようでしたら四枚刃(剛性があります)のエンドで3枚を間引き(グラインダーで落とす)して1枚刃で加工します。多少のビビリ(面粗さの半分以下)はあとから手作業になりますがペーパーで追加工してきれいすればよいと思います。 ※ただし穴径の調整は非常に難しいと思います。 ps 可能でしたら、ビッグさんのストレート超硬ボーリングバーをお勧めします。 Q (溝幅が平行でありません。) A キー溝加工用エンドミルで加工してみて下さい。 A 真円度は真円度測定器で測らないと正確ではりませんが、もしかしたら0.002クリアしているかもしれません。 A そうですね。リーマの前工程寸法はボーリングの面粗さでも違いますが。-0.005でもいいと思います。うちでは今回のように前工程でボーリングを追加するのは周囲の肉厚・切削熱等が悪戯している場合だけです。 精度を上げるにはバニシング刃物を理解すれば殆どの場合解決します。 バニシングようは叩きつぶすという加工方法です。前刃で切削し、切れ刃・ガイド部の4箇所で加工面を表面だけつぶします。つぶすということはワークに圧力を加えるわけですから外周の肉厚に変化ああると一部は殆ど変形(押し広げられない)しないけど一部は肉厚がない、ようは強度が小さいので広がります。刃物を抜くと強度のあるところより縮まる率が高いので穴が楕円になります。 またバニシングリーマの取りしろが半径で3ミリと0.005では切削熱の発生が違います。熱が高いと膨張し、冷えると縮まりますが一般的には真円に近く加工されても楕円になるとおもいます。 それから加工硬化層も影響すると考えます。たとえば A で10エンドミルでφ13.85に加工しているとおもいますが、これは円弧補間を使っているとおもいます。エンドミルの外周刃で加工するということは前刃で吐き加工するより加工硬化が起きやすいと思います。この加工硬化層をボーリングで殆ど取れればよいですが、片肉0.008前後では取りきれないと思います。できたらハイスの2枚刃(φ13.8または13.9)で吐き加工することをお勧めします。ボーリングも加工硬化が起きにくいように鋭利は刃先のチップをしようしてください。そして最後にその表面だけをバニシングリーマでつぶせばもう少し真円度が出ると思います。 またボーリング穴の真円度も大きく影響しますので一度ボーリング後の穴精度も確認されたはいかがでしょか。 A とりあえず期待する結果に近づけてよかったです。 A 外周刃の加工はダウンカットよりアップの方がバニシングに近いです。理屈ですが、アップカットは刃先がワークに接触してもすぐに食い込みせず滑ります。すべるいうのはバニシングで言うつぶす作業と同じです。すべる作用から一定の負荷がかかった後食い込み、これから切削作業に入ります。ダウンカットはこのすべり時間が殆どないの加工硬化も起き難いとおもわれます。 エンド2枚刃でつくというのはボーリングの刃物がマ反対にもう一枚あるのと同じと考えます。 ただ外周刃が全面あたる理屈になるので、先端から2ミリくらい残してグラインダーでφ0.5くらい落としたほうがビビリもなく加工硬化も少ない切削面になると思います。 同径のエンドミルが無ければボーリングでもいいですね。 ハイスのほうがいいというのは、超硬に比べて加工硬化の入り具合(硬さ)と深さが低く浅いからです。 A FB=ファインボーリングのことですが、通常言われるボーリングです。
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