あぶくま洞 2003年9月

あぶくま洞・滝根御殿(パンフレットより)

何時、何故行こうと思ったのか、もはやはっきりと覚えてはいないが、たぶん、Pi-子が雑誌かどこかのHPを見て
Pi-子:おもしろそうだから、今度行ってみようよ!
と言い出したのだろう・・・そうに違いない。

ともかく、今回のテーマは世界征服宣言・洞窟征服シリーズ第・・・何弾だろうか?
それはよく分からないが、行き先は福島のあぶくま(阿武隈)洞と入水鍾乳洞である。

事前情報によると、入水鍾乳洞はかなりのアドベンチャーが期待できるらしい。
新種の生物、例えばツチノコとか地底人でも発見できたらいい記念になるだろう。(いね〜よ! by Pi-子)

我が家には車というものが存在しないので、新幹線で郡山駅へ行き、そこからはレンタカーを利用。

レンタカーにはカーナビ標準装備。カーナビはもはや必需品になってきたのだな。これで道に迷うこともない(はず)。
お楽しみアドベンチャー、入水鍾乳洞は後にして、まずはあぶくま洞へ目標地点をセットし、いざ出発。


沈黙のカーナビ
・・・と走り出したところまではよかったのだが、ちょっとカーナビに違和感を感じる。
Pi-子:・・・ね、普通のカーナビはさ「ポン、ルート案内を開始します」とかって言うもんだよね。
確かに。画面を見ると案内が出ているのだが、まったく音声が出なかった。

ピッキー:ほら、今ってさ、電車とかバスとかに乗って、音声案内がうるさい!って声もあるぐらいじゃん。 このカーナビもそうゆう消費者の声を反映して、余計なおしゃべりはしないとか・・・
Pi-子:そんなん、ありかよ!・・・今度右折か左折かする時に確認してみよう。曲がるときは音声出るはずだからね。


Pi-子の言う通り、普通は曲がるときに「ピンポン この先300m先左折です」などと案内されるのだが、このカーナビはシャイで、 まがろうUターンしようが宙返りしようが「…」。ゴルゴ13並の無口さである。

ピッキー:ボリュームが「最小」か「消音」になってるとか?ちょっとマニュアル見てみて。
Pi-子:カーナビに「消音」なんかあるぅ?・・・マニュアルって見るのキライなんだよね、ぶつぶつ。

なんとかしゃべってくれよ!とマニュアルを見ながら、オウムに言葉を教えるくらい熱心に教育指導するが、ついにコミュニケーションを図ることはできなかった。

Pi-子:しょうがない、カーナビを見ながら私が音声案内をしましょう!
申し遅れたが、Pi-子はぴかぴかのゴールド免許のペーパードライバーなので、運転手は私、ピッキーである。

Pi-子の音声案内・・・自分でカーナビ見ながら運転した方がいいんじゃねぇか?と思ったが、口にはしなかった。

気を取り直して、あぶくま洞へ再出発

ピッキー:そろそろ、右折しなきゃいけないんじゃないかな、Pi-子、カーナビ見て。
Pi-子:え・・・あっ、一つ前の道だった。Uターンして。
(あっさり)
ピッキー:ぜんぜん音声案内になってないじゃんっ!
Pi-子:うるさいな〜、(紙の)地図を見ながら、このルートでいいかとか、おもしろいお店はないかとか見てたのよ!分かんないかな〜、 この機械にはない、人間的なサービス精神!
ピッキー:・・・・・・・・・機械的なサービスでいいから、カーナビ見ててくれよ。

こんなことになるんじゃないかと思ってはいたのだが

Uターンして国道288号線から普通の道路へ入ると、両側は田んぼ、日本的などこか懐かしい景色が広がる。

Pi-子の音声ガイドはあまりあてにせず、カーナビの表示するままについていったら「ようこそあぶくま洞・入水鍾乳洞へ」と書かれたゲートまでたどり着いた。 田んぼの真ん中にあるのが地方色をいっそう濃厚にしている。

ゲートをくぐってから、しばらくすると車は山道にさしかかる。
Pi-子:すっごいヘアピン(カーブ)。入水鍾乳洞はともかく、あぶくま洞は全国的に有名な観光地だと思うんだけどね。 大型バスもここ通るのかな?
そう、けっこうなカーブ、加えて両側は石灰岩の崖で見通しはすごく悪い。
昔行った「立体迷路(植木などで人工的に作った迷路)」を思い出す。

Pi-子:ああっ、カーナビの道案内終わっちゃったよ「目的地付近です」だって!
ピッキー:・・・目的地、ちゃんと入力した?地図みて「この辺だろ〜」って適当のマークしたんじゃないの?
Pi-子:いいやっ、ちゃんと「あぶくま洞」って文字で入力しましたっ!!
ピッキー:そしたら、なんでこんな中途半端なところで案内が終わっちゃうんだよ!
Pi-子:知らないよっ!ま、一本道だから道なりに進んでいくしかないんじゃないの?


確かに他に道もないので迷うこともないだろ、と思い、そのまま車を走らせると・・・こんな山の中には場違いな建物が出現!
Pi-子:たぶん、これが「星の村天文台」だ。地図を見ると天文台の向かいにあぶくま洞があるはず・・・あ、あれじゃん?
Pi-子の指差した方向を見ると・・・・どう見ても観覧車が見えるのだが・・・とりあえず行ってみるか。

駐車場に車を止めて、周りを見てみると確かに「←あぶくま洞入り口」の案内板が見える。
矢印の方向へ歩いて行くと鍾乳洞・・・ではなく、プチ遊園地状態(デパートの上にあるのをもっと規模を大きくした感じ)。

ピッキー:ここってあぶくま洞だよな?
Pi-子:「あぶくま洞」って書いてあるからそうじゃん?

目的地入力の件でPi-子不機嫌。

歩いていくとチケット売り場発見!入場券を購入して、いざ、洞窟へ!
あぶくま洞は有名な観光地だし、それほど冒険ではない・・・と思ってはいたが、入り口はいきなりログハウス風の建物、その先はきれいに整備された階段・・・探検家気分がくじかれるなぁ。

しかし、鍾乳洞に到達すると一転、いきなり通路が狭くなり、足場もよくない。
これこそ、洞窟探検というものです。(^o^)

鍾乳洞に入ってから最初の見所「妖怪の塔(左写真)」なるところにたどり着いた。
Pi-子:本当だ、妖怪の顔に見える。
と言いながらPi-子が写真をとると・・・

Pi-子:ねぇ、ピッキーのデジカメ、もう電池がないよ。ちゃんと充電した?
ピッキー:ぜんぜんしてないよ。だって、今朝、家を出るときに俺のデジカメも持って行くって言いだしたんじゃん!
Pi-子:ええ〜!じゃ、充電してないの?普通出かける前の日からしとくもんでしょ!
ピッキー:だったら前の日から言ってくれよ!・・・どうする?Pi-子のデジカメ、車まで取りに行く?
Pi-子:・・・・・・めんどくさいからいいや。
ピッキー:そもそも、なんで俺のデジカメ持ってきたんだよ?
Pi-子:だって、寒いところって電池の消耗早いし、壊れるのヤだし・・・

俺のデジカメは壊れてもええっちゅうんかい!?

よって、あぶくま洞内の写真は「妖怪の塔」しかありません。(あとはパンフレットからお借りしてます)

しばらく進むと「←一般コース 探検コース→」と2つのコースに分かれているではありませんか。
探検家の我々はもちろん「探検コース→」へ(小学生以上 ¥200円)

Pi-子:ヘッドライト持ってくればよかったかな。車に置いてきちゃったよ。
さすがにそれはいらないでしょ(^_^;

進んでいくと身をよじったり、かがまなければいけないところあり、はしごや丸太橋を渡るところもあったりするが、探検というよりもアスレチック気分で楽しめます。

「滝根御殿(トップ写真)」で一般コースと再び合流。
「滝根御殿」はあぶくま洞で最大のホール。高さは29m(パンフレットより)に及ぶという。
いままで探検コースで狭い空間を歩いてきたので、ギャップを感じる。一つの鍾乳洞で2つのお楽しみというべきか。
ライトアップされた神秘的な空間、天井から吊り下がる見事な鍾乳管(つらら状の鍾乳石のことをこう言うらしい。これもパンフレットより)をしばらく眺めてから次へ。

ここから先は道幅も広くなり、普通の鍾乳洞だ。
出口近くの「月の世界(右写真)」は日本初、舞台演出用の調光システムを使用して、2分間で朝日から夕暮れまでの景色を演出してます。
まさに「幻想的な光のイリュージョン(これもパンフレットより)」です。

あぶくま洞は確かに綺麗だったし、面白かった。
普通に鍾乳洞を愉しみたい御仁や高齢者 幼児には十分に楽しめるだろう・・・
しか〜し我々の思い描いてた 匍匐前進、ヘッドスライディングとはほど遠く、人のあふれた観光地でしかなかった。

本命の入水鍾乳洞に期待したい。

(ピッキー)