鍼治療について
鍼灸療法は東洋医学だけでなく西洋医学の理論も取り入れた新しい理論に基づいて確立された療法です。
鍼治療の原理

皆さんは押されたり擦られたりすると気持ちよく感じたことがありませんか?

これは皮膚の刺激が身体の内部、特に脳に伝わり反応を起こしてこのように感じるのです。鍼(はり)はこの原理を利用することで身体が本来持っている治癒力を高めるのです。ご存知のように人間の身体には「つぼ」と呼ばれるポイントがあります。この「つぼ」は「経絡(けいらく)」とも呼ばれるもので結ばれています。これは鉄道と線路のような関係です。この「経絡」の上の「つぼ」に鍼を施すことにより、身体の中に様々な反応を起こさせるのです。


鍼治療とツボの働き

鍼は内臓機能を活発にする以外にも、自律神経のバランスを整えることにより収縮した血管を広げ血液の巡りを良くし、緊張した筋肉を解きほぐす等の効果があります。また、「つぼ」の場所によりその効果は局所から全身までと大きく変わります。

このような、様々な反応が起こることにより、身体のバランスを正常にしていくのです。言い換えれば、人間が本来持っている自己免疫力が最大限に発揮できるのです。東洋医学は経験医学といわれていますが長い年月をかけて培った診断、観察能力はすばらしく有効な治療の指標となりうるのです。東洋医学では人間の身体を一つの総合体とみなし、原因となる外敵が身体のなかに入ってくると死滅させるよりも早く追い出す工夫をします。


鍼の有効性
西洋医学においては人間の体を細分化し原因である病原菌を追求し投薬でそれらを死滅させます。
一方で副作用という問題も抱えているのです。そこで東洋医学と西洋医学の理論をを融合する事で診断と治療の有効性を利用し、、さらに即効性、再現性にとんだ治療を確立し、東洋医学と西洋医学の共にすぐれているところを理解し融合させるということです。

東洋医学は経験医学といわれていますが長い年月をかけて培った診断、観察能力はすばらしく有効な治療の指標となりうるので、人間の身体を一つの総合体とみなし、原因となる外敵が身体のなかに入ってくると死滅させるよりも早く追い出す工夫をします。

中国の古人は長い年月をかけ、人体には12本の経絡(コンピユ−タ−ネットワ−ク)と経穴(サイト)があり、「気」がその連絡していると考えました。この「気」と言う概念は21世紀の現代においても重要視され注目されています。人体においては気の働きが自律神経と大きなかかわりがあり、そのことが免疫系統に影響するこということは欧米では周知の理論になりつつあります。
鍼灸療法ではこの事を重要視しどの経穴に治療を施すかを考えています

生理学的作用
1、免疫系
免疫力低下には精神的・物理的ストレスや疲労、外傷、急激な環境の変化等がありますが、このことにより二次的な色んな疾病を引き起こします。アレルギ−疾患にも著名な効果があります。
2、自律神経系・内分泌系
外部からのさまざまなストレスに対して体内で処理(ホメオスタシス)の維持に重要な働きをしているのが自律神経系と内分泌系である。
3、筋骨格系
各関節における筋肉の緊張、弛緩等を独自の診断で特定し治療を施しますまた、立位または座位において加重側と非加重側を特定しそのアンバランスを取り除くことで身体を中心線に近づけていきます。
4、 血管系
「気が動けば血が動く、血が動けば気が動く」 気は血の師であり、血は気の母である。
オ血(生理的に働きをしない滞った血 例・生理不順、打撲などの内出血、脳内出血)は東洋医学では重要な病理概念の一つとしているためその小さな病巣が感染的に全身に影響をおよぼします。
5、 気系
胃の気の脈は体の体調を診る大きな指針になります。また胃の調子が落ちると栄養が充分に吸収されずしいては体の

当院の鍼治療
置鍼 患者さんの症状状態を把握し、その症状に対して有効的に効果があるように経穴(ツボ)に鍼を刺鍼し、15分程度安静にしてもらう方法。心地よさで寝てしまう方も居られます。
電気鍼 置鍼をしながら低周波を通電する方法。鍼麻酔効果もあり痛みに有効的です。
中国鍼 日本の鍼より太いですが、痛みは意外にも少なく効果は絶大です。患者さんで希望者のみ治療の方を行います。
Kー鍼療法 Koumoto鍼療法の略。院長がスポーツ選手に携わる中で、解剖学・カパンディ学説・運動学を応用し、即効性を重視した運動鍼法です。スポーツ障害・急性の疾患に有効的で、トレーナー活動でも国体等の大きな大会で使用されてます。

スポーツ、トレーナーの現場でも、鍼治療は選手のケアに、有効的に使われています。(写真は津山車椅子駅伝です。)