スポーツトレーナーとして
もう一つのスポーツの闘い

トレーナーとして
スポーツの現場において、競技上で発生するケガは避けられない物があります。その中で現場でケアをおこなうスポーツトレーナーに要求されることは、早期の治療と回復、そして現場への復帰です。

その事にプラスしケガの治療のみだけではなく、メンタル面・栄養面(カーボローディング)・トレーニング指導など、選手に対して様々なアプローチが必要となります。

院長は関西在中時代よりトレーナー活動に携わり、トライアスリートに至りましては、2006年4月現在562名の選手のケアに携わりました。そしてトライアスロン以外にも他競技のケアに入り、国際試合・国体を含め試合・練習等で帯同を積み重ねてきました。

その経験を踏まえまして、競技会場等で得ました知識・技術を診療所で活かす一方、岡山県のみだけではなく他府県等にも指導等に行きますが、今後もこの活動は進めて行きたい決意です。

トレーナーの業務とは

現場で選手の急性のケガの際には、最初に医師の診断がおこなわれます。その後ケガの状態及び選手の意向でケアを行いますが、その際に選手に対してRICEを行うと同時に、ケガの状態を最小限に行うケア・テーピングを行い、試合に復帰させるよう行います。

また、ケガだけではなく試合・練習終了後に身体のダメージを最小限にする鍼・マッサージ等のアプローチとケアを行い、また通常の練習等では筋力トレーニング・ストレッチ・また音楽等を利用したメンタルトレーニング・試合に向けた身体状態を最大限に良好な状態にする栄養指導などを行って行きます。

アスリートと、共に
スポーツの現場を通じて、一つの言葉が生まれました。それは
”The way is not to search but to find but!!”
ー方法は探すことではなく、探し出してみせることーです。

トレーナーとして現場に立った時には、選手と同様にケガとの闘いが始まります。そして選手は優勝を目指し闘います。ケガ、痛みと闘う時、その方法を探していたらもう遅いです。探すのではなくなにがあっても探しだし、見つけ出してみせる事!!この言葉にその思いを込めています。

トライアスロンでも同じです。長ければ200km以上の長丁場を3種目で行うので、その3種目の身体の状態を読み取りケアをする事は、トライアスロンのコーナーでもお話しをしましたとおり「もう一つのトライアスロン」と考えています。

すべてのスポーツの競技者も長い年月を掛けて優勝の栄冠、そして自己の向上のの為、チームの為に練習を重ねて闘い抜いた方々の治療に真正面から向き合い、選手と一丸となってその方が試合会場に最高のコンディションで挑めるよう、ケガ・痛みと闘い抜きたい次第です。

同時に選手が試合に臨む為にする事は練習です。オリンピックに出場する選手は、練習に練習を重ねて得た栄誉と思いますが、トレーナーも同様に選手の身体と向き合うために必要なことは学術と技術の研鑽以外なにもないと思います。

今後も選手の最高のコンディションの為、痛みと闘う決意で取り組んでいきます。