青い壺/有吉佐和子 1977年 評価:3


 無名の陶芸家により偶然出来上がった美しい青磁の壺。様々な人の元を行きわたり、10年の月日を経て、作者の陶芸家の前に現れる。

 13話からなる物語で、その一話一話が緻密な内容で、非常に深く考察されて構成されている。ただどの話も1970年代の一般的な市民の暮らしが背景としてあるので、その時代を生きていない自分にとっては少し古さも感じてしまう。